品質と工程 > 計数値用ゲージチャート > 計数値用ゲージチャートの統計的詳細
公開日: 04/01/2021

計数値用ゲージチャートの統計的詳細

図G.5の1番目のチャートでは、すべての[X, グループ変数]X軸に表示されています。1番目のチャートにおける「一致性(%)」の値は次式で計算されます。

図G.5の2番目のチャートでは、すべての[Y, 応答変数]X軸に表示されています。2番目のチャートにおける「一致性(%)」の値は次式で計算されます。

これらの式で使われている各記号の意味は、次の通りです。

n = 部品の数(グループ変数がもつ水準の数)

ri = 部品i (i = 1,...,n)の判定回数(繰り返し数)

m = 判定者の数

k = 水準の数

Ni = m x ri。部品i (i = 1,...,n)の判定回数。これには、判定者全員を表す応答と、部品ごとの繰り返しの判定も含まれます。たとえば、部品iが3人の判定者により3回判定された場合、Niは3 x 3 = 9となります。

例として、3人の判定者による次のようなデータを取り上げてみましょう。各判定者は、同一部品を、3回繰り返し判定しています。

表G.1 判定者A、B、Cによる3回の測定

A

B

C

1

1

1

1

2

1

1

0

3

0

0

0

この表のデータを使った場合、式は次のようになります。

一致性(%) =Equation shown here

一致性(%) [判定者A] = 一致性(%) [判定者B] = Equation shown here

一致性(%) [判定者C] =Equation shown here

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).