最初の「関数データエクスプローラ」レポートには、「データ処理」レポートと「要約」レポートが含まれています。
図15.6 最初の「関数データエクスプローラ」レポート
「データ処理」レポートには、すべての観測値のプロットと、ID変数の水準ごとのプロットが表示されます。これらのプロットは、入力変数に対して、関数の応答値をプロットしたものです。指定した場合は、検証セットまたは目標関数に対する個々のデータプロットが行列の下部に表示されます。プロットの右横には、いくつかの「データ処理」のボタンが表示されています。
プロットの下にある「要約」レポートには、全体的な要約統計量の表があります。この表には、データ全体に関する、観測値数・関数の数・平均・標準偏差・最小値・最大値などが計算されています。「要約」レポートには、関数平均と関数標準偏差のプロットも含まれています。このプロットの関数平均や関数標準偏差は、入力変数の一意の値ごとに計算されています。
「データ処理」レポートと「要約」レポートは、モデルをあてはめる前にデータを前処理するのに役立ちます。「データ処理」レポートの右側には、データクリーニング・変換・配置に関する各ボタンがあります。これらのボタンの処理は、「データ処理」の赤い三角メニューでも選択できます。「データ処理」レポートのオプションを参照してください。前処理のステップを実行するごとに、グラフおよび要約の結果は、自動的に更新されます。前処理ステップは順々に実行できます。実行されていった各ステップは、「データ処理」レポートのスリストボックスに記録されていきます。最新のステップを削除するには、リストボックスの下にある[最後に行った処理を取り消し]ボタンをクリックします。