「関数データエクスプローラ」プラットフォームはJMP Proでのみ利用できます。
「関数データエクスプローラ」(FDE; Functional Data Explorer)プラットフォームは、関数データ・シグナルデータ・時系列データを分析するためのプラットフォームです。「関数データエクスプローラ」は、関数データを探索的に分析したいときや、関数データの次元を縮小したいときに役立ちます。「関数データエクスプローラ」プラットフォームで次元縮小を行った結果は、他のJMPプラットフォームで分析できます。
「関数データエクスプローラ」プラットフォームでは、データの前処理も行えます。前処理として、入力データの配置(アラインメント)や出力データの変換が行えます。モデルとしては、B-スプラインモデル・P-スプラインモデル・Fourier基底モデルをあてはめることができます。これらのモデルをあてはめられた後、関数主成分分析(functional principal component analysis)も実行されます。関数主成分スコアなどの関数主成分分析からの結果は、別のデータテーブルに保存することができます。これらの結果は、特徴の抽出や次元縮小に使用できます。
図15.1 「関数データエクスプローラ」でのB-スプラインモデルの選択