基本的な回帰モデル > モデルの指定 > 代表的なモデルの指定方法 > すべての交互作用を含む三元配置分散分析
公開日: 04/01/2021

すべての交互作用を含む三元配置分散分析

入力する効果: A、B、C、A*B、A*C、B*C、A*B*C

1. 「列の選択」リストで、3つの名義尺度または順序尺度の効果A、B、Cを選択します。

2. [マクロ]>[完全実施要因]を選択します。

すべての交互作用を含む三元配置分散分析の例

「回転速度」「角度」「材質」、そして、その交互作用が、切削工具の「磨耗」に影響しているかを調べてみましょう。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Tool Wear.jmp」を開きます。

2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。

3. 「列の選択」リストで「磨耗」を選択し、[Y]をクリックします。

4. 「列の選択」リストで「回転速度」「角度」「材質」を選択します。

5. [マクロ]>[完全実施要因]を選択します。

図2.12 すべての交互作用を含む三元配置分散分析の指定 

Image shown here

この例の「回転速度」「角度」は、連続尺度に設定されています。図2.13は、それらに対する「曲面プロファイル」です。左側は「材質」が「A」のときの応答の予測値で、右側は「B」のときのものです。「材質」が「A」のものは赤色の点、「B」のものは青色の点で描かれています。「材質」によって応答曲面が変化しているのは、3次の交互作用をモデルに含めているからです。

この曲面プロファイルを作成するには、図2.12の「モデルのあてはめ」ウィンドウで[実行]ボタンをクリックします。そして、「応答 磨耗」の赤い三角ボタンをクリックし、[因子プロファイル]>[曲面プロファイル]を選択します。プロファイルに点を描画するには、「表示形式」パネルを開いて[実測値]をクリックします。点を大きくするには、グラフ上を右クリックして[設定]を選択し、[マーカーサイズ]を調整します。

「独立変数」パネルの「材質」を「0」にすると、材質Aの曲面が描かれます。「1」にすると、材質Bのものが描かれます。なお、「Tool Wear.jmp」サンプルデータには、これらの曲面プロファイルを作成する2つのデータテーブルスクリプトが用意されています(「予測プロファイル・曲面プロファイル」「2つの材質の曲面プロファイル」)。

図2.13 三元配置分散分析 - 左側が材質A、右側が材質B 

Image shown here

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).