2つのデータテーブルがあり、元のテーブルを、新しいテーブルからのデータで更新したい場合は、[テーブル]>[更新]を選択します。[更新]コマンドは[結合(Join)]の特殊なケースです。[更新]を実行すると結合が行われますが、新しいテーブルは作成されずに、元のテーブルが更新されます。
テーブルを更新する前に、置換先の値を含む列の名前と、置換元の値を含む列の名前が同じであることを確認します。
別のテーブルによってテーブルを更新するには
1. 更新するテーブル(値を置換するテーブル)をクリックし、アクティブテーブルにします。
2. [テーブル]>[更新]を選びます。
図6.48 テーブルの更新
3. 元のテーブルに反映する新しいデータを含むテーブルを強調表示します。
4. (オプション)元のテーブルの値を新しいテーブルの欠測値で置き換えないようにするには、[欠測値を無視]チェックボックスをオンにします。すると、新しいテーブルの値が欠測値の場合、元のテーブルの元の値がそのまま保持されます。
5. 両方のテーブルに、各行でユニークな値を持つ1つまたは複数の列がある場合、これらの列を対応列として使用できます。つまり、列の値が一致する行で更新することができます。その場合、出力されるデータでは、元のデータにおけるこの列の並び順が維持されます。テーブルに対応させる列がない場合は、次の手順に進んで、行の順序に従って更新をしてください。列の値で対応させて更新する方法については、対応する列を使ってテーブルを更新するにはを参照してください。
6. 「更新テーブルの列を追加」でオプションを選択します。これらのオプションを使用して、元のテーブルに存在しない列を新しいテーブルから追加できます。
– 新しいテーブルの列をすべて元のテーブルに追加する場合は、[すべて]を選択します。
– 新しいテーブルから選択した列だけを元のテーブルに追加する場合は、[選択されている列]を選択します。
– 元のテーブルに存在しない列を新しいテーブルから追加しない場合は、[なし]を選択します。
7. (オプション)「主テーブルの列を置換」でオプションを選択します。これらのオプションを使用して、同じ名前を持つ列の値を置き換えることができます。
– 新しいテーブルにある名前の一致した列をすべて使用して元のテーブルを更新する場合は、[すべて]を選択します。
– 新しいテーブルにある名前の一致した列のうち、選択した列だけを更新に使用する場合は、[選択されている列]を選択します。
– 新しいテーブルにある名前の一致した列で、元のテーブルを更新しない場合は、[なし]を選択します。
8. [OK]をクリックします。
対応する列を使ってテーブルを更新するには
1. 前の節、別のテーブルによってテーブルを更新するにはで説明した、最初の3つのステップを行います。
2. [対応する列]を選択します。
図6.49 [対応する列]をクリックすると表示されるウィンドウ
3. 対応させる2つの列名をそれぞれのテーブルで強調表示します。
4. [対応]をクリックします。
5. (オプション)対応させる列の数だけ、同じ操作を繰り返します。
6. [OK]をクリックします。
注: 更新対象のテーブルの列と名前が異なる列は、対応する列として指定されていない場合、個別の列として追加されます。この問題を回避するには、「更新テーブルの列を追加」で[なし]オプションを選択します。