注: JMPのレポートに条件付き表示形式を表示するには、[レポート]の環境設定で[条件付き表示形式の使用]を有効にする必要があります。
レポートで条件付き表示形式を使用できるように設定するには、まず、レポートの環境設定で[条件付き表示形式の使用]を有効にします。レポートを参照してください。
条件付き表示形式を設定するには、次の手順で操作します。
1. 「環境設定」ウィンドウを開きます。
2. 「レポート」環境設定グループを選択します。
3. [ルールの管理]をクリックします。
「条件付き表示形式ルール」ウィンドウが表示されます。
図9.14 「条件付き表示形式ルール」ウィンドウ
「相関」、「p値」、「因子パターン1」、「因子パターン2」の条件付き表示形式がデフォルトで用意されています。これらのルールはデフォルトで有効になっています。「p値」ルールは確率値を含む列に適用されます。
このウィンドウで、ルールを追加、編集、または削除できます。
ルールを無効または有効にするには
1. 「環境設定」ウィンドウを開きます。
2. 「レポート」環境設定グループを選択します。
3. [ルールの管理]をクリックします。
「条件付き表示形式ルール」ウィンドウが表示されます。
4. リストからルールを選択します。
5. [ルールを有効にする]が選択されている場合は、選択を解除すると無効になります。
6. [ルールを有効にする]が選択されていない場合は、選択すると有効になります。
ルールを追加するには
1. 「環境設定」ウィンドウを開きます。
2. 「レポート」環境設定グループを選択します。
3. [ルールの管理]をクリックします。
「条件付き表示形式ルール」ウィンドウが表示されます。
4. [追加]をクリックします。
「条件付き表示形式ルール」ウィンドウが表示されます。プレースホルダのルールが左側に表示されます。
図9.15 条件付き表示形式ルールの追加
5. 条件の追加に示すように、表示形式の条件を追加します。
6. [OK]をクリックして新しいルールを保存し、前の「条件付き表示形式ルール」ウィンドウに戻ります。
7. そのルールを有効にするには、[ルールを有効にする]を選択します。
ルールの条件付き表示形式を変更するには
1. 「条件付き表示形式ルール」ウィンドウで、リストからルールを選択します。
2. [編集]をクリックします。
選択したルールの現在の条件を示した「条件付き表示形式ルール」ウィンドウが表示されます。
図9.16 「条件付き表示形式ルール」ウィンドウ
「p値」のデフォルトのルールには、2つの条件があります。リストに表示されるルールの順番は、ルールが適用される順番です。たとえば、0.04のp値の場合、最初のルール(x < 0.01)の対象とはなりませんが、2番目のルール(x < 0.05)の対象となります。
注: ルール内の既存の条件を編集することはできません。既存の条件を編集するには、その条件を削除してから、追加し直す必要があります。既存の条件の編集を参照してください。
ルールに条件を追加するには
1. ルールを選択して[編集]ボタンをクリックし、「条件付き表示形式ルール」ウィンドウを表示します。
2. 「条件」領域で、ドロップダウンリストから関係を選択し、テキストボックスに値を入力します。
または
条件に値の範囲を含めたい場合:
– 関係のドロップダウンリストから>または≥を選択し、テキストボックスに値を入力します。
– 「かつ」のチェックボックスを選択し、<または≤の関係を選択して、テキストボックスに値を入力します。
3. 条件の表示形式の設定に示す手順で、条件の表示形式を指定します。
ヒント: [追加]をクリックすると、条件やその表示形式は即座に条件リストの一番下に追加され、「条件」および「形式」の領域は、デフォルトの設定に戻ります。[追加]をクリックする前に、設定を確認してください。
4. 設定を確認した後、[追加]をクリックして条件をルールに追加します。
5. ボタンと ボタンを使って、リスト内の適切な位置に条件を配置します。
図9.17 表示形式ルールを使って条件を追加する例
6. [OK]をクリックして変更内容を保存し、前の「条件付き表示形式ルール」ウィンドウに戻ります。
ルールから条件を削除するには
1. 「条件付き表示形式ルール」ウィンドウで、条件を選択し、[削除]をクリックします。
2. [OK]をクリックして変更内容を保存し、前の「条件付き表示形式ルール」ウィンドウに戻ります。
3. [OK]をクリックして環境設定ウィンドウに戻ります。
条件を満たす値の表示形式を設定するには
1. 「条件」を入力した状態で、「テキストの色」ドロップダウンリストから次のいずれかを選択します。
デフォルト
値は無色で表示されます。
単色
値は指定した色で表示されます。
淡色
値は、指定した透明度の淡色で表示されます。
色の範囲
範囲のある条件の場合、値は指定した色の範囲内のグラデーションで表示されます。
淡色の範囲
範囲のある条件の場合、値は指定した透明度の範囲内のグラデーションで表示されます。
2. テキストの色を指定する場合は、色を表す長方形の部分をクリックしてパレットから選択します。
3. 透明度を指定する場合は、パーセント値(たとえば、「60%」)を入力します。
「サンプル」領域には、テキスト列の外観のプレビューが表示されます。
4. [背景色]のドロップダウンリストから背景色を選択します。
デフォルト
値は背景色が付けられない状態で表示されます。
単色
値は指定した背景色で表示されます。
色の範囲
範囲のある条件の場合、値は指定した色の範囲内の背景色グラデーションで表示されます。
5. テキストの背景色を指定する場合は、色を表す長方形の部分をクリックしてパレットから選択します。
「サンプル」領域には、テキスト列の外観のプレビューが表示されます。
6. 条件に該当したときアスタリスクまたは枠を表示させる場合は、[注釈]のドロップダウンリストから次のいずれかを選択します。
なし
値には何も表記されません。
ボックス
テーブル内の値の周りにボックスが付きます。
円
テーブル内の値の周りに楕円が付きます。
*(アスタリスク)
テーブル内の値の右側にアスタリスク(*)が表示されます。
「サンプル」領域には、テキスト列の外観のプレビューが表示されます。
7. 値のテキストのスタイルを設定する場合は、[フォントスタイル]のドロップダウンリストから次のいずれかを選択します。
なし
値には何のスタイルも適用されません。
標準
値には何のスタイルも適用されません。
太字
値はテーブルに太字で表示されます。
斜体
値はテーブルに斜体で表示されます。
太字斜体
値はテーブルに太字斜体で表示されます。
条件付き表示形式の例については、図9.17を参照してください。
注: 表示形式を設定した後は、忘れずに[追加]をクリックして、新しい条件をルールに追加してください。
既存の条件の表示形式を変更するには
1. 「条件付き表示形式ルール」ウィンドウで、条件を選択し、[削除]をクリックします。
2. 条件の追加に示す手順で、条件を再作成します。
3. 条件の表示形式の設定に示す手順で、条件の表示形式を指定します。
ヒント: [追加]をクリックすると、条件やその表示形式は即座に条件リストの一番下に追加され、「条件」および「形式」の領域は、デフォルトの設定に戻ります。[追加]をクリックする前に、設定を確認してください。
4. 設定を確認した後、[追加]をクリックして条件をルールに追加します。
5. ボタンとボタンを使って、リスト内の適切な位置に条件を配置します。
6. [OK]をクリックして変更内容を保存し、前の「条件付き表示形式ルール」ウィンドウに戻ります。