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公開日: 11/25/2021

グラフへのスクリプトの追加

グラフフレームを右クリックすると、以下の例にあるように、JSLコマンドを入力したり、貼り付けたりできます。それらのスクリプトには、通常、グラフフレームのコンテキスト内で実行される描画コマンドが含まれています。グラフフレームのコンテキストには、軸のデータ範囲や、データとスクリプトが描画される順序などがあります。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Big Class.jmp」を開きます。

2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。

3. 「体重(ポンド)」を[Y, 目的変数]、「身長(インチ)」を[X, 説明変数]に指定し、[OK]をクリックします。

4. グラフ内を右クリックし、[カスタマイズ]を選択します。

図12.1 グラフオプションのカスタマイズ 

Customizing the Graph Options

5. [追加]ボタン(Image shown here)をクリックして新しいグラフスクリプトを追加します。

6. 次のテキストを入力し、[OK]をクリックします。

Text( {55, 160}, "Hello World" );

これで、グラフのx座標55、y座標160の位置にテキストが表示されました。

図12.2 スクリプトをグラフに追加 

Adding a Script to a Graph Interactively

デフォルトでは、追加したものはデータ点の下に描画されます。

たとえば、「グラフをカスタマイズ」ウィンドウで次のようなスクリプトを追加します。

Fill Color( "Green" ); Rect( 57, 175, 65, 110, 1 );

すると、緑で塗りつぶされた四角形が表示されます。スクリプトはリストの順番どおりに描かれるので、リストの最初の項目が最初に描かれます。

四角形を一番後ろに配置したい場合は、四角形のスクリプトを選択して[上へ]ボタン(Image shown here)をクリックし、テキストスクリプトの上へ移動させます。

四角形を一番手前に配置したい場合は、四角形のスクリプトを選択して[下へ]ボタン(Image shown here)をクリックします。

グラフ内のスクリプトは、並べ替えて任意の順番に描画させることができます。新しいスクリプトは、その時にリスト内で選択されていた項目のすぐ下に追加されます。

ヒント: スクリプトで列名を参照するときは、参照範囲(スコープ)を明らかにするため、「Column(列名)」、またはコロンを列名の前に置いて「:列名」と指定してください。

ヒント: この例の手順によって生成されたJSLプログラムは、赤の三角ボタンのメニューから[スクリプトの保存]>[スクリプトウィンドウへ]を選択すれば、確認できます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).