変数の処理方法を変更する場合は、尺度を変更します。たとえば、図5.4の場合、「年齢」の尺度は順序尺度になっています。JMPでは、順序尺度の変数については度数が算出されます。度数の代わりに平均年齢を算出する必要があるとしましょう。その場合は、尺度を連続尺度に変更すると、平均年齢が表示されます。
1. 「年齢」列見出しをダブルクリックします。すると、列情報ウィンドウが表示されます。
2. 「尺度」を[連続尺度]に変更します。
図5.5 列情報のウィンドウ
3. [OK]をクリックします。
4. 「例」の手順(例: 尺度に基づく結果を参照)を繰り返して、一変量の分布を作成します。図5.6は、「年齢」が順序尺度と連続尺度のときの分布結果の違いを示しています。
図5.6 「年齢」に対する異なる尺度
「年齢」が順序尺度の場合、各年齢の度数が表示されます。たとえば、48歳は2回登場しています。「年齢」が連続尺度の場合は、平均年齢である約48(47.677)が表示されます。