対応のあるデータが同じ個体から複数回にわたって測定されたものである場合は、多くの場合、正の相関があります。ただし、一方が他方を阻害する応答の場合などには、負の相関があるかもしれません。
図20.7は、2つの応答変数に正の相関があると差の分散(Y軸上)が小さくなることを示しています。負の相関があるときは楕円が反対の方向に伸び、回転させたグラフでは垂直軸上の分散が大きくなります。
図20.7 回転前後の正の相関の例