この例では、制約を指定した高速柔軟充填計画を作成し、表示します。
1. [実験計画(DOE)]>[特殊な目的]>[Space Filling計画]を選択します。
2. 連続変数の因子を2つ追加します。
3. 因子の範囲を、0から1までに変更し、[続行]をクリックします。
4. 「因子の制約を定義」アウトラインで、[線形制約を指定]を選択します。
「Space Filling計画手法」の中で、選択できるものが[高速柔軟充填法]だけになります。
5. [追加]をクリックします。
6. 次の係数と右辺値を入力します。
「X1」に1
「X2」に1
右辺値に0.8
図21.23 線形制約
7. 「実験の回数」の横に「200」と入力します。
8. [高速柔軟充填]を選択します。
制約を満たした計画が作成されます。「計画」アウトラインを開き、計画の内容を確認します。
9. [テーブルの作成]を選択してデータテーブルを作成します。
1. 作成したデータテーブルを開いた状態で、[グラフ]>[グラフビルダー]を選択します。
2. 「X1」を「X」というラベルの付いたドロップゾーンにドラッグします。
3. 「X2」を「Y」というラベルの付いたドロップゾーンにドラッグします。
4. 平滑線のアイコンをクリックして平滑線を削除します。
5. 「グラフビルダー」の赤い三角ボタンをクリックし、[設定パネルの表示]をクリックして選択を解除します。
すると、図21.24のようなグラフができます。点が、X1 + X2 ≤ 0.8という線形制約を満たす範囲に配置されている様子がわかります。
図21.24 線形制約を1つ指定した高速柔軟充填計画