加速因子と故障時間との関係を表す変換式を自分自身で定義してモデル化したい場合は、起動ウィンドウの「関係」にあるドロップダウンリストから、[カスタム]を選択します。この[カスタム]オプションは、起動ウィンドウの「関係」にあるリストから選択します。[カスタム]の関係式を指定するには、位置パラメータ(m)と尺度パラメータ(s)の入力フィールドに、列をカンマ区切りで指定します。「Devalt.jmp」のサンプルデータの例では、たとえば、mに「1, log(:温度), log(:温度)^2」、sに「1, log(:温度)」などと指定できます。ここで、1は、モデルに切片が含まれることを示します。[指数関数を使用]チェックボックスをオンにすると、σパラメータが常に正になるように設定できます。
図4.19 「寿命の二変量」起動ウィンドウでの[カスタム]関係の指定
[OK]をクリックすると、位置と尺度に対して指定した変換式をもつモデルがあてはめられ、その変換式が「推定値」レポートの下部に表示されます。
図4.20 [カスタム]関係を指定した場合のWeibull分布の推定値と計算式
カスタム変換式の作成例については、カスタム関係式の例を参照してください。分析結果の解釈などは、「関係」で[Arrhenius 摂氏]を選択した「寿命の二変量」プラットフォームの例と同じように行ってください。