不適合率パラメトリックプロファイルは、因子に対する確率分布の変化が不適合率にどのように影響するかを調べるものです。各因子における確率分布のパラメータが変化したときの影響を調べられます。不適合率パラメトリックプロファイルでは、次の4種類の影響が調べられます。
平均の変化
平均の変化は、赤い曲線で示されます。現在の値は、赤い点線の垂線で示されます。
標準偏差の変化
ばらつきを減少させる効果は、青い曲線で示されます。現在の値を示すため、平均±1標準偏差の位置に、青い点線の垂線が表示されます。曲線上の最小値は、不適合率にばらつきがない状態を示します。
LSLの変更
下限仕様限界(部品を不適合とする下側閾値)の変化は、緑の曲線で示されます。
USLの変更
上限仕様限界(部品を不適合とする上側閾値)の変化は、オレンジの曲線で示されます。
図8.8 不適合率パラメトリックプロファイル