データテーブルへのデータの入力

データテーブルにデータを直接入力することもできます。次の例では、数か月にわたって収集したデータをデータテーブルに入力する方法を紹介します。

シナリオ

表3.1は、高血圧の新薬に対する臨床試験データです。各被験者の血圧を6か月間にわたり測定しました。2つの用量（300mgと450mg）の投与群と、対照群および偽薬群に分けて観察されています。データは、各群の平均血圧を示しています。

新規データテーブルへのデータの入力

1. ［ファイル］>［新規作成］>［データテーブル］を選択して、空のデータテーブルを作成します。

新しいデータテーブルには列が1つあり、行はありません。

2. 列名を選択して、それを「月」に変更します。

メモ: 列名をダブルクリックするか、または列を選択してEnterキーを押すことによっても、列名を変更することができます。

図3.3 列名の入力 

3. ［行］>［行の追加］を選択します。

「行の追加」ウィンドウが表示されます。

4. 6行追加する必要があるため、「6」と入力します。

5. ［OK］をクリックします。空の行が6つ、データテーブルに追加されます。

6. 各セルをダブルクリックして、「月」のデータを入力します。

図3.4 完成した「月」列 

「列」パネルで、列名の左側にある尺度アイコンを確認します。「月」が名義尺度になったことを反映してアイコンが変化しています（変化前は連続尺度）。図3.3で「列1」に対して表示されている尺度と、図3.4で「月」に対して表示されている尺度を比較してください。この違いは重要です。詳細については、データテーブルの列情報の表示または変更で説明します。

7. 「月」列の右側のスペースをダブルクリックし、「対照群」用の列を追加します。

8. 名前を「対照群」に変更します。

9. 「対照群」のデータを表3.1に示されているとおりに入力します。これで、データテーブルは6行2列構成になりました。

10. 引き続き列を追加し、表3.1に示されているとおりにデータを入力して、最終的に6行5列から成るデータテーブルを作成します。

データテーブル名の変更

1. テーブルパネルでデータテーブル名（「無題」）をダブルクリックします。

2. 新しい名前（「血圧」）を入力します。

図3.5 データテーブル名の変更 

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