この例では、「Dogs.jmp」サンプルデータを使用して、「対応のあるペア」でグループを含めた分析と、「MANOVAのあてはめ」(「モデルのあてはめ」を使用)を用いる方法を紹介します。両者の検定結果は、同じです。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Dogs.jmp」を開きます。
2. [分析]>[発展的なモデル]>[対応のあるペア]を選択します。
3. 「Log(ヒスタミン0)」と「Log(ヒスタミン1)」を選択し、[Y, 対応のある応答]をクリックします。
4. 「薬剤」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
図20.5の左側のレポートが表示されます。
次に、「モデルのあてはめ」で同じデータテーブルを使用してレポートを作成します。
1. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
2. 「Log(ヒスタミン0)」と「Log(ヒスタミン1)」を選択し、[Y]をクリックします。
3. 「薬剤」を選択し、[追加]をクリックします。
4. 「手法」から「MANOVA」を選択します。
5. [実行]をクリックします。
6. 「応答の指定」レポートで、[応答の選択]メニューから[反復測定]を選択します。
7. [OK]をクリックします。
図20.5 「対応のあるペア」の「グループごと」レポートと「モデルのあてはめ」の反復測定データに対するMANOVAレポートの例
「グループごと」レポートの「差の平均」の「F値」が、「個体内」レポートの「時間*薬剤」の「正確なF検定」の値に対応しています。「グループごと」レポートの「平均の平均」の「F値」が、「個体間」レポートの「薬剤」の「正確なF検定」の値に対応しています。