予約時間どおりに診察を受けた患者の割合を調べてみましょう。この例では、「Office Visits.jmp」サンプルデータを使用します。このデータには、ある地域の6つの診療所において、予約どおりの時間に患者が診察できたかどうかが記録されています。6つの診療所ごとに、1週間分のデータから、60の診察予約データを無作為抽出しました。予約時間から5分以内に診察室に通された場合には、定刻どおりの診察とみなします。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Office Visits.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「時間どおり」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「診療所」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. 「度数」を選択し、[度数]をクリックします。
6. [OK]をクリックします。
7. 「診療所と時間どおりの分割表に対する分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[割合の平均分析]を選択します。
8. 「割合の平均分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[要約レポートの表示]および[応答水準の切り替え]を選択します。
図7.9 割合の平均分析の例
図7.9は予約時間どおりに診察を受けた患者の割合を、診療所ごとに示しています。図7.9の結果から、次のようなことが分かります。
• 予約時間どおりに受診できた割合が一番高いのは、診療所Fです。診療所Bがそれに次いでいます。
• 診療所Dは、予約時間どおりに受診できた割合が一番低く、診療所Aがそれに次いでいます。
• 診療所CとEは平均に近く、決定限界を超えていません。