「Liver Cancer.jmp」データテーブルは、調査開始時における肝臓がん患者の重症度に関するデータです。このデータテーブルには、モデルのスクリプトも多数含まれています。この例では、計算式デポの使い方を学ぶために、これらの予め保存されているスクリプトを使ってモデルをあてはめます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Liver Cancer.jmp」を開きます。
2. 「Lasso Poisson分布 検証列」というスクリプトの緑色の三角ボタンをクリックします。
3. 「適応型Lasso (検証法: 検証列, 分布: Poisson)」の赤い三角ボタンをクリックし、[列の保存]>[予測式を発行]を選択します。
「一般化モデルのあてはめ」の予測式を含む「計算式デポ」が開きます。
4. 予測式をデータテーブルに追加するには、「一般化モデルのあてはめ/適応型Lasso - 結節数」の赤い三角ボタンから[スクリプトの実行]を選択します。
メモ: ステップ3で[列の保存]>[予測式の保存]を選択すると、ステップ3とステップ4の結果が得られます。ただしその場合、予測式は計算式デポに含まれません
5. JMP以外の言語のコードで書かれたスコアを計算するコードを生成するには、「一般化モデルのあてはめ /適応型Lasso - 結節数」の赤い三角ボタンからコードの種類を選択します。スクリプトウィンドウが開き、コードが表示されます。「計算式デポ」でスコア計算のコードを生成を参照してください。
6. 「計算式デポ」を保存するには、[ファイル]>[保存]を選択します。
メモ: 計算式デポは、JMPレポートファイル(*.jrp)として保存されます。
図13.2 計算式デポと一般化モデル