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公開日: 11/25/2021

「生存時間(パラメトリック)のあてはめ」の例

「Comptime.jmp」サンプルデータは、コンピュータプログラムの実行時間を調査したデータです。実行時間の対数正規分布が効果「ロード」に依存していると仮定して分析を行います。

メモ: 「Comptime.jmp」のデータは、Meeker and Escobar(1998 p. 434)から引用したものです。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Comptime.jmp」を開きます。

2. [分析]>[信頼性/生存時間分析]>[生存時間(パラメトリック)のあてはめ]を選択します。

3. 「実行時間」を選択し、[イベントまでの時間]をクリックします。

4. 「ロード」を選択し、[追加]をクリックします。

5. 「分布」[Weibull]から[対数正規]に変更します。

6. [実行]をクリックします。

図14.2 「Comptime」のレポート 

Computing Time Output

効果が1つしかないときのプロットには、3つの生存率に対応する生存時間の分位点が、効果の関数として表示されます。

システムのロードが5で、ジョブが90%完了したときの時間分位点を求めてみましょう。この計算の詳細については、Meeker and Escobar(1998, p. 438)を参照してください。

7. 「生存時間のあてはめ(パラメトリック)」の赤い三角ボタンをクリックし、[分位点の推定]を選択します。

8. 「ロード」の下の最初の行に5を入力します。

9. 「p」の下の最初の行に0.9を入力します。

10. [実行]をクリックします。

図14.3 時間分位点の推定値 

Estimates of Time Quantile

システムのロードが5の場合、実行時間571秒でジョブの90%が完了すると推定されます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).