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公開日: 11/25/2021

[ロバストなあてはめ]オプションの例

ここでは、HuberのM推定を使用して、ロバストなモデルをあてはめる方法を紹介します。「Weight Measurements.jmp」サンプルデータには、40名の学生の身長と体重が記録されています。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Weight Measurements.jmp」を開きます。

2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。

3. 「体重(ポンド)」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。

4. 「身長(インチ)」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。

5. [OK]をクリックします。

6. 「身長(インチ)と体重(ポンド)の二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、[直線のあてはめ]を選択します。

7. 「身長(インチ)と体重(ポンド)の二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、[ロバスト]>[ロバストなあてはめ]を選択します。

図5.22 ロバストなあてはめの例 

Example of Robust Fit

標準の「分散分析」レポートを見ると、p値が0.1203であるため、身長と体重に線形関係はないという誤った結論に導かれてしまう可能性がありますが、「ロバストなあてはめ」レポートを確認すれば、p値が0.0489になっているため、線形関係は成立すると結論付けられるでしょう。一部の測定値が不自然に低いようなので、ユーザーによる誤入力が疑われます。これらの測定値が分析に好ましくない影響を与えたものと考えられます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).