ここでは、調査対象者における性別ごとの既婚の割合を調べてみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Car Poll.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「既婚/未婚」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「性別」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「性別と既婚/未婚の分割表に対する分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[相対リスク]を選択します。
「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウが表示されます。
図7.15 「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウ
「相対リスクカテゴリの選択」ウィンドウについて、次の点を確認してください。
• 1対の応答と因子についてのみ相対リスクを計算するには、このダイアログボックスで対象の変数を指定します。たとえば、図7.15のウィンドウで[OK]をクリックすると、次のように計算されます。
• 応答と因子のすべての組み合わせ(2 × 2 = 4)について相対リスクを計算するには、[すべての組み合わせを計算]チェックボックスをオンにします(図7.16)。
7. [すべての組み合わせを計算]チェックボックスをオンにして、すべての組み合わせについて計算を行います。他のすべての設定はデフォルト値のままにしておきます。
図7.16 「相対リスク」レポートの例
相対リスクは次のように計算します。
1. 「相対リスク」レポートの最初の項目(P(既婚|女性)/P(既婚|男性))を例にして説明します。
2. P(既婚|女性)およびP(既婚|男性)といった確率は、分割表に表示されています。これらの確率は、分割表では、女性および男性の各行における、既婚の「行%」に相当します。
P(既婚|女性) = 0.6884
P(既婚|男性) = 0.6121
これらの値をもとに、相対リスクは次式で計算されます。
P(既婚|女性)/P(既婚|男性) = = 1.1247