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公開日: 11/25/2021

「曲線のあてはめ」のオプション

「曲線のあてはめ」の赤い三角ボタンのメニューから、次のいずれかのモデルを選択できます。モデル式を参照してください。

多項式

多項式をあてはめます。1次式(直線)から5次式までが用意されています。

シグモイド曲線

ロジスティック曲線・プロビット曲線・Gompertz曲線・Weibull曲線といったモデルをあてはめます。これらの曲線はS字型で、上側と下側に漸近線があります。ロジスティック2P・3P・4P、およびプロビット2P・4Pは対称です。ロジスティック5Pモデルと、2つのGompertzモデルは非対称です。ロジスティック2Pは、応答変数のデータ値が、0以上1以下である場合にだけ使用できます。Weibull成長曲線が利用できるのは、応答変数と説明変数の値が非負の場合だけです。シグモイド曲線の例としては、学習曲線や、腫瘍の成長を示すモデルが挙げられます。シグモイド曲線は、最初のほうは上昇が大きく、やがて上昇が緩やかになっていきます。

指数 成長と減衰

指数・双指数・単分子成長・細胞成長のモデルをあてはめます。「指数 2P」は漸近線が0に固定されていますが、「指数 3P」ではその漸近線が推定されます。双指数モデルは、成長過程(もしくは、減衰過程)を表す指数関数が2つあります。単分子成長モデルと指数3Pモデルは常に増加(または減少)しますが、モデルには漸近線があり、成長率(減衰率)は鈍化します。指数成長モデルの例としてはウイルスの拡散、指数減衰モデルの例としては薬物の半減期が挙げられます。

ピークモデル

Gauss型ピークとLorentz型ピークのモデルをあてはめます。これらのモデルは、ピークまで増加し、その後、減少します。Gauss型ピークモデルは、正規分布の確率密度関数のスケールを変更したものです。Lorentz型ピークモデルは、Cauchy分布の確率密度関数のスケールを変更したものです。これらの曲線は、一部の化学濃度における測定や人工ニューラルネットワークで利用されています。

薬物動態モデル

1コンパートメント経口投与、2コンパートメント急速静注モデル、および双指数 4Pのモデルをあてはめます。このオプションは、体内の薬剤濃度をモデル化するときに使用します。

Michaelis-Mentenのあてはめ

Michaelis-Menten生化学動態モデルをあてはめます。このモデルは、基質濃度に対する酵素反応速度を表したものです。

以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』のレポートのローカルデータフィルタレポートの[やり直し]メニュー、およびレポートの[スクリプトの保存]メニューを参照してください。

ローカルデータフィルタ

データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。

やり直し

分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。

スクリプトの保存

レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。

Byグループのスクリプトを保存

By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).