パラメータはローカル変数の特別な種類で、非線形のあてはめなど一部のプラットフォームでは、モデルパラメータとして認識されます。これらは、計算式で通常のローカル変数と同じように使用できます。
パラメータの例を確認するには
1. JMPのインストール時に生成されるサンプルデータフォルダ内の「Nonlinear Examples」フォルダから「US Population.jmp」を開きます。
2. 「X(モデル式)」という列名を右クリックし、[計算式]を選びます。
3. 計算式エディタの中央のパネルで、リストから[パラメータ]を選択します。
メモ:
• 非線形回帰のあてはめを完了した後、[推定値の保存]ボタンをクリックすると、パラメータ値はその非線形回帰プラットフォームで計算された最も新しい値になります。
• あてはめのアルゴリズムが処理の段階を踏むごとに、更新されたパラメータ値が非線形回帰レポートに表示されます。
• パラメータを含んだ計算式を列にぺーストすると、同じ名前の既存のパラメータが存在しない場合は、その列に対してパラメータが自動的に作成されます。
• パラメータをダブルクリック、またはAltキーを押しながらクリックすると、計算式内で選択されている部分が置き換えられます。
• AltキーとShiftキーを押しながらクリックすると、新しいウィンドウを開かずに、選択されているパラメータをその場で編集できます。
パラメータの値を参照する計算式を作成するには
1. データテーブルの列名を右クリックして[計算式]を選び、計算式エディタを開きます。
2. 計算式編集領域で計算式が選択されていることを確認します(青い枠で囲まれている場合は選択されています)。
3. 計算式エディタの中央のパネルで、リストから[パラメータ]を選択します。
4. [パラメータの新規作成]をクリックします。
5. パラメータの名前を入力します。デフォルトでは、パラメータには、b0、b1という名前がついていて、値は欠測値となっています。
6. 初期値を割り当てます。非線形回帰プラットフォームのモデルでパラメータを使用するときは、初期値を必ず入力します。非線形回帰のあてはめの完了後、[推定値の保存]ボタンをクリックすると、パラメータの値は、その非線形回帰プラットフォームで計算された最も新しい値になります。
7. (オプション)複数のパラメータ(カテゴリカル変数の水準ごとに1つなど)を一度に追加するには、[選択された列をカテゴリに展開する]チェックボックスをオンにします。次に、パラメータを展開する対象となる列を選択します。
8. [OK]をクリックします。
9. (オプション)パラメータをコピー、編集、または削除するには、名前を右クリック(macOSの場合はcontrolキーを押しながらクリック)して、[コピー]、[編集]、または[削除]を選びます。
1. 計算式編集領域で項をクリックして選びます(青い枠で囲まれている場合は選択されています)。
2. [パラメータ]ボックスでパラメータ名をクリックします。計算式にパラメータが太字で表示されます。
ヒント: AltキーとShiftキーを押しながらクリックすると、選択されているパラメータを編集できます。