データテーブルに新しい列を追加した場合は、列情報ウィンドウに「データの初期化」メニューが表示されます。新しい列に表示する初期データ値の種類を指定します。「行の属性」データタイプの場合、データの初期化機能は使用できません。
次のいずれかのオプションを選択します。
欠測値/空白
欠測値は、数値データの場合は黒い点(•)、文字データの場合は空白で表示されます。
定数
列のすべての行に1つの数または文字が挿入されます。表示されるボックスに、任意の数または文字を入力してください。
今日
列の各セルに今日のタイムスタンプを設定します。このオプションは、[日付]または[時間]の形式の場合にのみ意味を持つ表示となります。
シーケンスデータ
指定したパラメータに基づき、シーケンスデータ(特定の数列に従ったデータ)が挿入されます。詳細については、数値か文字のシーケンスデータを参照してください。
乱数
乱数を生成して列に挿入します。ここでは、乱数の生成方法として、次のものが用意されています。
整数乱数
整数の最小値と最大値を入力します。この範囲内の各整数値が、ほぼ同じ頻度で発生するように生成されます。
一様乱数
連続値の範囲を入力します。指定した範囲内で一様乱数が生成されます。
正規乱数
正規分布の母平均と母標準偏差を入力します。指定した分布から正規乱数が生成されます。
指示乱数
最大3つの値とそれぞれの割合を入力します。割合の合計は1にならなければいけません。指定した割合にできるだけ近い分布となるように値が生成されます。
メモ: この方法では、行数にいずれかの割合を掛けた値が小数にならない限り、指定した正確な割合で値が生成されます。
n個の行があり、その3つの割合がp1, p2, p3であるとしましょう。値は以下のように生成されます。
– 各行にそれぞれ0~1の一様乱数値が割り当てられます。
– 行はそれらの一様乱数値の順に並べられます。
– 一様乱数の値が小さいほうからRound(np1)行に最初の値が割り当てられ、次に小さなRound(np2)行に2番目の値が割り当てられ、残りの行に3番目の値が割り当てられます。
数値データのシーケンスデータを挿入するには
1. 「データタイプ」のドロップダウンメニューから[数値]を選びます。
2. 「データの初期化」のドロップダウンメニューから[シーケンスデータ]を選びます。
3. 「開始値」および「終了値」ボックスに開始値と終了値を入力します。
4. 「ステップ」ボックスに増分を入力します。
5. (オプション)「各値を繰り返す回数」に各数値の繰り返し回数を入力します。
6. [OK]をクリックします。
たとえば、列に2から60までの偶数を挿入する場合は、「開始値」・「終了値」・「ステップ」ボックスにそれぞれ2、60、2と入力します。
文字データのシーケンスデータを挿入するには
1. 「データタイプ」のドロップダウンメニューから[文字]を選びます。
2. 「データの初期化」のドロップダウンメニューから[シーケンスデータ]を選びます。
3. [追加]の横のボックスに、文字データを入力し、[追加]をクリックします。
4. (オプション)「各値を繰り返す回数」に各文字値の繰り返し回数を入力します。
5. [OK]をクリックします。