JMP App
JMP Appオブジェクトは、アプリケーションビルダーまたはダッシュボードビルダーによって作成されるJMPアプリケーションの主なコントローラです。JMPアプリケーションの中のスクリプトでも外のスクリプトでも、JMP Appオブジェクトを使用できます。
JMPアプリケーションには、初期(エディタがなく、アプリケーションが実行されていない)、実行中、編集中の3つの状態があります。JMP Appオブジェクトは、一度に1つの状態でしか存在しません。あるJMPアプリケーションを編集していて、それを実行することを選択した場合、実行前にそのJMPアプリケーションのコピーが作成されます。
app<<Combine Windows({reports or data tables})
説明
指定のプラットフォームレポートまたはデータテーブルのリストを新しいモジュールにまとめる。このメッセージを送信するときは、アプリケーションが初期状態になければなりません。
app<<Debug
JMPアプリケーションに対してJSLデバッガを呼び出す。アプリケーションスクリプトが先に実行されます。その後、モジュールが作成されるたびにデバッガが中断し、モジュールスクリプトを呼び出します。デバッガにおいて、アプリケーションやモジュールと関連付けられたスクリプトをデバッグするためには、ブレークポイントを設定してください。
app<<Edit
初期状態にあるJMPアプリケーションに対してアプリケーションビルダーを開始する。エディタはなく、アプリケーションは実行されていません。
app<<Get Modules
アプリケーションに関連付けられているモジュールのリストを取得する。アプリケーションビルダーでは、ワークスペースにおける1つのタブが各モジュールに対応しています。モジュールごとに、アプリケーション内にあるウィンドウについて、レイアウトや動作を記述します。
app<<Get Namespace
JMP App()オブジェクトは、アプリケーションスクリプト内で作成された変数に対し、自動的に匿名名前空間を作成します。このメッセージを使うと、この名前空間へのハンドルを取得して変数を確認または変更することができます。この名前空間には、thisApplicationというデフォルトの記号があり、アプリケーション自体への参照を含みます。
app<<Get Windows
JMPアプリケーションモジュールのインスタンスとして作成されたすべてのウィンドウのリストを取得する。モジュールの中には、2つ以上のインスタンスを作成するものもあります。すべてのウィンドウが同時に存在するわけではないので、ウィンドウの数は一定でない可能性があり、また、モジュールの数とは異なる場合もあります。
app<<Open File(path)
.jmpappファイルまたは.jmappsourceファイルから既存のアプリケーションの状態をリセットする。pathは引用符付きです。
app<<Relaunch Analysis
実行中のアプリケーションの新しいコピーを作成し、新しいインスタンスを実行する。
app<<Run
アプリケーションを実行する。アプリケーションスクリプトが先に実行され、設定によっては、1つまたは複数のJMPアプリケーションモジュールンのインスタンスオブジェクトが自動的に作成される場合があります。
app<<Save Script to Add-In
app<<Save Script to Data Table
app<<Save Script to Journal
app<<Save Script to Script Window
アプリケーションのスクリプトを指定の場所に保存する。アプリケーションスクリプトは、アプリケーションの定義を含むJMP App()オブジェクトで構成されます。アドインやデータテーブル、ジャーナルに保存されるスクリプトには、アプリケーションを実行するRunメッセージが含まれます。スクリプトウィンドウに保存されるスクリプトには、アプリケーションビルダーを開くためのEditメッセージが含まれます。