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公開日: 11/25/2021

「測定システム分析」プラットフォームの起動

「測定システム分析」プラットフォームを起動するには、[分析]>[品質と工程]>[測定システム分析]を選択します。

図4.5 「測定システム分析」ウィンドウ 

The Measurement Systems Analysis Window

「列の選択」の赤い三角ボタンのメニューのオプションについては、『JMPの使用法』の列フィルタメニューを参照してください。

「測定システム分析」ウィンドウには次のような機能があります。

列の選択

現在のデータテーブルにある全変数の一覧を表示します。ここで列を選択して、役割を割り当てます。

分析方法

[EMP]または[Gauge R&R]を選択します。この章では、EMP分析(測定プロセス評価)だけを説明します。Gauge R&R分析の詳細については、計量値用ゲージチャートを参照してください。

ばらつき図の種類

ばらつきを見るためのグラフとして、[範囲]または[標準偏差]を選択します。

メモ: 分析として[EMP]を選択した場合、ばらつき図の種類によって、統計量の計算方法が決められます。ばらつき図の種類として[範囲]が選択され、かつ、1因子、または、2因子のバランスが取れた交差モデルの場合、範囲に基づき統計量が計算されます。それ以外の場合は、標準偏差に基づく統計量がレポートに表示されます。

モデルの種類

モデルの種類を以下から選択します。

主効果

指定された変数を名義尺度または順序尺度の主効果として、主効果だけのモデルをあてはめます。

交差

すべての因子のいずれの水準でも、別の因子のすべての水準が存在しているときに、すべての交互作用を含んだモデルをあてはめます。

2因子までの交互作用

2つの因子において、一方の因子の各水準が、もう片方の因子のすべての水準に存在しているときに、2因子までの交互作用を含んだモデルをあてはめます。

枝分かれ

ある因子の特定の水準が、別の因子のある1水準でしか存在しないときに、枝分かれモデルをあてはめます。

交差後、枝分かれ(3因子の場合のみ)

交差後、枝分かれする3因子のモデルをあてはめます。

枝分かれ後、交差(3因子の場合のみ)

枝分かれ後、交差する3因子のモデルをあてはめます。

オプション

次のオプションがあります。

分析の設定

REML推定における、最大反復回数と収束限界を設定します。

有意水準の指定

信頼水準(1-α)を指定します。

Y, 応答変数

測定値の列です。

部品, 標本ID

部品またはユニットを指定する列です。

X, グループ変数

グループ変数を表す列です。

By

変数の列を指定すると、その変数の水準ごとに分析が実行され、レポートが作成されます。

データ形式

「測定システム分析」プラットフォームを使用するには、応答変数のすべての測定値が1つの列に含まれていなければなりません。そのような縦長であるデータ形式ではなくて、各行がある因子の1水準で、かつ、各列が別の因子の1水準を表す形式になっており、応答が複数の列に記録されている場合もあるでしょう。そのような横長である形式のデータは、列を積み重ねてから「測定システム分析」プラットフォームを実行する必要があります。『JMPの使用法』の列の積み重ねを参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).