モザイク図は、2元度数表(2元分割表)をグラフにしたものです。モザイク図は長方形に分割したプロットで、それぞれの長方形における縦の長さが、X変数の各水準内における、Y変数の各水準の割合を表します。モザイク図は1981年にHartiganとKleinerによって考案され、Friendly(1994)が改良を加えました。
図7.5 モザイク図の例
このモザイク図で、次の点に注目してください。
• 横軸上の長さは、X変数(「生産国」)の各水準の観測数(オブザベーション数)を示します。
• 縦軸の長さは、X変数の各水準(「米国」・「ヨーロッパ」・「日本」)内での、「小型」車・「中型」車・「大型」車の割合を示しています。
• 左側の縦軸に、その割合、つまり、軸全体(標本全体での確率)を1としたときの各応答水準の確率が表されています。
モザイク図の長方形をクリックすると、その領域が強調表示され、関連するデータテーブルで対応するデータが選択されます。
モザイク図で使われている変数は、ドラッグ&ドロップ操作によって、別の変数に置き換えることができます。横軸と縦軸の変数を入れ替えるには、一方の軸の変数をドラッグし、他方の軸の上にドロップします。また、データテーブルの他の変数に置き換えるには、「列」パネルで該当する変数をクリックし、モザイク図の軸上までドラッグします。