1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Potato Chip Combined.jmp」を開きます。
2. [分析]>[消費者調査]>[MaxDiff]を選択します。
「データ形式」は、デフォルトでは[1つのデータテーブル, 積み重ね]に設定されています。
3. [データテーブルの選択]をクリックします。
4. 「Potato Chip Combined」を選択し、[OK]をクリックします。
5. 列に役割を割り当てて。起動ダイアログへの入力を完了します。
– 「選択」を選択し、[応答の指示変数]をクリックします。
– 「回答者」を選択し、[被験者ID]をクリックします。
– 「選択肢集合ID」を選択し、[選択肢集合ID]をクリックします。
– 「プロファイルID」を選択し、「プロファイル効果の作成」パネルで[追加]をクリックします。
図5.2 入力後の「MaxDiff」起動ウィンドウ
「最悪」の値は、応答の列を[応答の指示変数]に指定した時点で自動的に「-1」に変わります。ここでは、「最良」を示す値を「1」、「最悪」を示す値を「-1」にしたいので、自動的に設定された値をそのまま使います。
6. [モデルの実行]をクリックします。
図5.3 「Potato Chip Combined.jmp」のMaxDiffレポート
レポートは、「プロファイルID」が有意であること、つまり異なる風味のポテトチップスに対する好みが有意に異なることを示しています。限界効用が最も高いのは、「Barbecue」風味です。他の風味と一緒に提示されたときに「Barbecue」が選択される確率の推定値は、0.2895です。
7. 「MaxDiffモデル」の赤い三角ボタンをクリックし、[全水準の比較レポート]を選択します。
図5.4 全水準の比較レポート
この表は、行に記されている風味と列に記されている風味を比較し、効用の推定値の差を求めたものです。p値が小さいものは、濃い青色(マイナス)または赤色(プラス)で表示されています。たとえば、「Gyro」の行が全体に青色であることから、「Gyro」風味のポテトチップスの効用が他のすべての風味より有意に低いとわかります。「Barbecue」風味は、他のすべての味より効用が高いものの、「Southern Barbecue」風味との差は有意ではありません。
メモ: 「全水準の比較レポート」のp値は、多重比較に対する調整がまったく行われていません。これらのp値の結果は、大まかな目安として使用してください。