公開日: 11/25/2021

SASサーバーオブジェクト

sasconn<<Assign Libref(libref, path, engine, engine options)

説明

このSASサーバー接続上において、SASライブラリ参照を割り当てる。

戻り値

なし

引数

SAS Assign Lib Refs("libref", "path", <"engine">, <"engine options">)を参照してください。

sasconn<<Cancel Submit()

説明

このサーバーに対して非同期で実行されていると考えられるSAS Submitをキャンセルする。

戻り値

実行中のサブミットが見つかりキャンセルされた場合は1、そうでない場合は0

sasconn<<Clear Log History()

説明

このサーバーのSASログ履歴を消去する。

戻り値

なし

sasconn<<Clear Output History()

このサーバーのSASアウトプット履歴を消去する。

sasconn<<Connect(<User Name(name)>, <Password(password)>, <Prompt("Always"|"Never"|"IfNeeded")>)

説明

切断されたSASサーバー接続オブジェクトの再接続を試みる。

戻り値

接続に成功したときは1、そうでなければ0

オプションの名前付き引数

User Name(name)

接続のユーザ名を引用符付きで指定する。

Password(password)

接続のパスワードを引用符付きで指定する。

Prompt

引用符付きキーワード。"Always"では、接続を試みる前に常にプロンプトを表示します。"Never"では、接続の試みに失敗した場合でもプロンプトを表示しません(失敗しても、ただ単にログにエラーメッセージが送られるだけ)。"IfNeeded"(デフォルト値)では、与えられたパラメータで接続に失敗した場合(または与えられた認証情報では接続できない場合)にプロンプトを表示します。

sasconn<<Deassign Libref(libref)

説明

このSASサーバー接続上において、引用符付きで指定されたSASライブラリ参照の割り当てを解除する。

戻り値

なし

引数

libref

引用符付きでライブラリ参照名を指定する。

sasconn<<Disconnect()

説明

このSASサーバー接続を切断する。

戻り値

なし

sasconn<Does Module Exist(module name)

説明

指定のSASモジュールが、接続されたSASサーバーに存在するかどうか判断する。これは、特定のSAS製品がインストールされているかどうかを調べるのに便利です。モジュールの存在を特定するのに、SASデータステップ関数MODEXISTが使用されます。

戻り値

指定のモジュールが存在する場合は1、そうでない場合は0

引数

module name

存在を確認するSASモジュールを引用符付きで指定する。拡張子はつけません。

sasconn<<Export Data(dt, library, dataset, <named arguments>)

説明

アクティブなSASサーバー上の指定されたライブラリ内に、JMPデータテーブルをSASデータセットとして書き出す。

戻り値

データテーブルが正常に書き出されたときは1、そうでなければ0

オプションの名前付き引数

SAS Export Data(dt, "library", "dataset", <named_arguments>)を参照してください。

sasconn<<Get Data Sets(libref)

説明

このSASサーバー接続から、SASライブラリ内に定義されているデータセットのリストを戻す。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

libref

SASライブラリ参照名または表示ライブラリ名を示す引用符付き文字列。引数で指定されたライブラリ内にあるSASデータセットがリストで戻されます。

sasconn<<Get Error Count()

説明

前回のSAS Submitで生じたエラーの数を取得する。

戻り値

整数

sasconn<<Get File(source, dest)

説明

このSASサーバー接続からファイルをダウンロードする。

戻り値

なし

引数

SAS Get File("source", "dest", "encoding")を参照してください。

sasconn<<Get File Names(fileref)

説明

このサーバー接続から、与えられたファイル参照(引用符付きのfileref)にあるファイル名のリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

fileref

ファイル参照名を示す引用符付き文字列。指定されたファイル参照の配下にあるファイルの名前が取得されます。

sasconn<<Get File Names In Path(path)

説明

現在のSASサーバー接続上で、指定のパス(引用符付きのpath)にあるファイル名のリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

path

ファイル名を取得するサーバー上のディレクトリパスを示した引用符付き文字列。

sasconn<<Get File Refs()

説明

このSASサーバー接続から、現在定義されているSASファイル参照のリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

sasconn<<Get Librefs(<named arguments>)

説明

このSASサーバー接続から、現在定義されているSASライブラリ参照のリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

オプションの名前付き引数

SAS Get Lib Refs(<named arguments>)を参照してください。

sasconn<<Get Log()

説明

このサーバー接続から、前回のSAS SubmitのSASログを取得する。

戻り値

引用符付き文字列

sasconn<<Get Option Name()

説明

SASに対し、SASのオプション変数の値を照会する。

戻り値

引用符付き文字列

次のスクリプトは、指定された変数を反復処理し、変数値を出力します。

option_names = sasconn << Get Option Names();
For(i=1, i <= N Items(option_names), i++,
	option_value = sasconn << Get Option Value (option_names[i]);
	output = option_names[i] || "=" || char(option_value) || "/!n";
	Write(output);
);

sasconn<<Get Output()

説明

このSASサーバーオブジェクトへ最後に送信したSASコードの出力リストを戻す。

戻り値

引用符付き文字列

sasconn<<Get Results()

説明

前回のSASサブミットの結果をスクリプト可能なオブジェクトとして取得する。これにより、結果を柔軟に処理できるようになります。

戻り値

スクリプト可能なSAS実行結果オブジェクト

sasconn<<Get Submit Status()

説明

このサーバーに対して非同期で実行されていると考えられるSAS Submitの現在の状態を取得する。

戻り値

サブミットが開始されていない場合は1、サブミットが実行中の場合は2、サブミットがキャンセルされた場合は3、サブミットが正常に完了した場合は10、サブミットにエラーが生じた場合は11

sasconn<<Get Var Info(libref, dataset, <Password(password)>)

説明

指定のSASデータセットの変数に関する情報を戻す。

必須の引数

libref

ライブラリ名。

dataset

変数名を取得するデータセットの名前を示す引用符付き文字列。

オプションの引数

Password(password)

接続のパスワードを引用符付きで指定する。

sasconn<<Get Var Names(libref, dataset, <named arguments>)

説明

このSASサーバー接続から、指定のデータセットに含まれている変数の変数名を取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

SAS Get Var Names(string, <"dataset">, <password("password")>)を参照してください。

sasconn<<Get Version(<"Long">)

説明

SASバージョンを"9.3"や"9.4"などの引用符付き文字列で戻す。

戻り値

SASバージョンを示す引用符付き文字列

オプションの引数

Long

SASの長いバージョン名を戻すよう指定する引用符付きキーワード。長いバージョン名はSYSVLONG SASマクロに対応します(たとえば、"9.02.02M0P01152009")。

sasconn<<Get Work Folder()

説明

このサーバーのWORKライブラリに対応するフォルダの完全パスを戻す。

戻り値

WORKフォルダのパスを示す引用符付き文字列

sasconn<<Import Data(library, dataset, <named arguments>)

説明

このSASサーバー接続から、JMPデータテーブルにSASデータセットを読み込む。

戻り値

JMPデータテーブルオブジェクト

引数

SAS Import Data(string, <"dataset">, <named arguments>)を参照してください。

sasconn<<Import Query(sqlquery, <named arguments>)

説明

要求されたSQLクエリをこのSASサーバー接続で実行し、その結果をJMPデータテーブルに読み込む。

戻り値

JMPデータテーブルオブジェクト

引数

SAS Import Query("sqlquery", <named arguments>)を参照してください。

sasconn<<Is Connected()

説明

このSASサーバーオブジェクトが現在SASに接続されているかどうかを判断する。

戻り値

SASサーバーオブジェクト(sasconn)が接続されていれば1、そうでなければ0

sasconn<<Is Product Available(product name)

説明

SAS接続されたセッションにおいて、指定のSASプロダクトがライセンス供与され、インストールされているかどうかを特定する。製品のライセンスおよびインストールの状態を特定するには、SASデータステップ関数のSYSPRODおよびMODEXISTが使用されます。

戻り値

指定の製品がライセンス供与されている場合は1、されていない場合は0、指定の製品がSASによって認識されない場合は-1を戻す。また、指定の製品がJMPではインストールの状態を特定できない製品である場合は、例外を戻します。

必須の引数

product name

ライセンス状態を確認するSAS製品。引用符付きで指定します。製品名には、接頭部の「SAS/」をつけてもつけなくてもかまいません。

sasconn<<Is Product Licensed(product name)

説明

指定のSAS製品が、SAS接続されたセッションにおいてライセンス供与されているかどうかを特定する。製品のライセンスの状態を特定するには、SASデータステップ関数のSYSPRODが使用されます。

戻り値

指定の製品がライセンス供与されている場合は1、されていない場合は0、指定の製品がSASによって認識されない場合は-1を戻す。

必須の引数

product name

ライセンス状態を確認するSAS製品。引用符付きで指定します。製品名には、接頭部の「SAS/」をつけてもつけなくてもかまいません。

sasconn<<Kill Session(<n>)

説明

引数が指定されていない場合、SAS接続を即座に終了する。

戻り値

なし

引数

n

(オプション)数字。通常終了するためにn秒待機してから、SAS接続を即座に終了する。

sasconn<<Load Text File(path, <named arguments>)

説明

アクティブなSASサーバー接続から、パス(引用符付きのpath)で指定されたファイルをダウンロードし、その内容を引用符付き文字列で取得する。

戻り値

引用符付き文字列

引数

SAS Load Text File("path")を参照してください。

sasconn<<Open Log Window()

説明

このサーバーの「SASログ」ウィンドウを開く(または最前面に表示する)。

戻り値

なし

sasconn<<Open Output Window()

説明

このサーバーの「SASアウトプット」ウィンドウを開く(または最前面に表示する)。

戻り値

なし

sasconn<<Open SAS Results()

説明

前回のSAS Submitの結果を開く。非同期のSAS Submitや、SAS SubmitのOnSubmitCompleteオプションを使用すれば、サブミットの結果を条件に応じて開くことができます。

戻り値

なし

sasconn<<Open Submit Results()

説明

前回のSAS Submitコマンドの結果をすべて開く。

戻り値

なし

sasconn<<Send File(source, dest)

説明

このSASサーバー接続にファイルをアップロードする。

戻り値

なし

引数

SAS Send File("source", "dest", "encoding")を参照してください。

sasconn<<Submit(sas code, <named arguments>)

説明

このSASサーバー接続に引用符付きで指定されたSASコードをサブミットする。

戻り値

なし

引数

SAS Submit("sasCode", <named arguments>)を参照してください。

sasconn<<Submit File(filename, <named arguments>)

説明

このSASサーバー接続にファイルにあるSASコードをサブミットする。

戻り値

なし

引数

SAS Submit File("filename", <named arguments>)を参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).