JMPメニューエディタを使用すると、カスタマイズしたツールバーやボタンを、自分自身のみまたはすべてのユーザのどちらに対して有効にするかを選択できます。変更後の設定内容を、ここではカスタマイズセットと呼びます。カスタマイズセットは、.jmpcustという拡張子の付いたテキストファイルに保存されます。デフォルトでは、自分でカスタマイズした内容は本人(現在のユーザ)にしか適用されません。コンピュータにログオンし、JMPを起動する他のユーザが、自分以外のユーザの個人用ツールバーやメニューを見ることはありません。
すべてのカスタマイズセットには、JMPが予め提供しているボタンとメニューが含まれます。また、他のカスタマイズセットを元にして、新しいカスタマイズセットを作成することもできます。JMPのメニューやツールバーと合わせて、自分で変更した内容を表示する新しいカスタマイズセットを作成できます。
[現在のユーザ]のカスタマイズセットを変更すると、そのセットのバックアップファイルが、Windowsの「ユーザー」フォルダ内の「JMP」フォルダまたは「JMPPro」フォルダに作成されます。
C:¥ユーザー¥<ユーザ名>¥AppData¥Roaming¥SAS¥JMP¥16¥
すべてのユーザのカスタマイズセットを変更すると、そのセットのバックアップファイルが、Windowsの「All Users」フォルダ内の「JMP」フォルダまたは「JMPPro」フォルダに作成されます。
C:¥ユーザー¥All Users¥SAS¥JMP¥16¥
「All Users」フォルダは通常の方法で参照しようとしても表示されません。Windowsエクスプローラのアドレスフィールドにパスを入力する必要があります。
メモ: Windowsエクスプローラでカスタマイズセットを検索するには、Windowsエクスプローラの「フォルダオプション」で、隠しファイルを表示するように設定します。詳細については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
カスタマイズセットを変更するには、以下の手順で操作します。
1. [表示]>[カスタマイズ]>[メニューとツールバー]を選びます。
メニューエディタが表示されます。
2. [変更]をクリックします。
カスタマイズセットを変更しようとした際に、その時点で選択されているセットに対する変更内容が保存されていない場合は、変更内容を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。[変更を保存]をクリックします。
3. 「変更するカスタマイズセット」パネルでカスタマイズセットを選択します(デフォルトでは、変更内容は[現在のユーザ]カスタマイズセットにのみ適用されます)。選択できるオプションについては、カスタマイズセットのオプションで説明しています。
4. (オプション)選択したカスタマイズセットの基になるセットを変更するには、「作成時のセット」パネルで該当するセットを選択します([すべてのユーザ]カスタマイズセットの場合は選択できません)。選択できるオプションについては、カスタマイズセットのオプションで説明しています。
5. [OK]をクリックします。