「計量値用ゲージ」チャート

変動性図と標準偏差図に、変動のパターンが図示されます。これらのチャートを参考に、どのような変動（群内変動・群間変動・時間変動）が生じているかを確認できます。いずれかの要因による変動が大きいことがわかれば、その要因による変動を減らすよう対処できます。

図5.4は、変動性図の例の手順に従って作成したものです。

図5.4 「計量値用ゲージ」チャート 

これらの図では、Y軸に応答、X軸に複数のカテゴリが表示されます。

図5.4の「測定値」の図には、各測定者による測定値の範囲が部品ごとに表示されています。また、この図には、各測定値もプロットされています。最大値と最小値を示すバーは、各セルの範囲を示しています。平均を示すバーは、各セルの平均値を示しています。標準偏差図は、各測定者における部品ごとの標準偏差を表します。

図5.4で示されている図には、いくつかのオプションが用意されています。「計量値用ゲージ」プラットフォームのオプションを参照してください。

また、次の操作によって、図で使われている変数を入れ替えることができます。

• 軸上の既存の変数をドラッグして別の軸にドロップする。変数を図上にドラッグするか軸ラベルをクリックすると、軸ラベルが強調表示されます。強調表示された箇所に変数をドロップできます。

• データテーブルの「列」パネルで変数をクリックし、軸ラベルの上にドラッグする。

なお、他のプラットフォームでは、データテーブルで行が除外されていても、その行は図やグラフには表示されますが、変動性図では除外された行は表示されません。