この例では、「Failure3.jmp」サンプルデータを使用します。コンデンサーの製造工程で、管の洗浄前と洗浄後の標本を3日間にわたって観察しました。このデータテーブルには、「日付」という列があり、値として「10月1日」・「10月2日」・「10月3日」が含まれています。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Failure3.jmp」を開きます。
2. [分析]>[品質と工程]>[パレート図]を選択します。
3. 「原因」を選択して、[Y, 原因]をクリックします。
4. 「洗浄」と「日付」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。
5. 「度数」を選択し、[度数]をクリックします。
6. [OK]をクリックします。
図13.16では、2つのX変数の各水準における原因の度数を示した2元層別パレート図が1つのウィンドウに表示されています。一番左上のセルは基準セルと呼ばれます。基準セルの棒は度数の降順に並べられ、他のセルにおける棒はそれと同じ順序で並べられます。
7. 「汚れ」と「金属被覆」の棒をクリックすると、それに該当する棒が他のセルでも強調表示されます。
図13.16 2元層別パレート図
このパレート図は、重要な原因を選択した状態です。2元層別パレート図のすべてのセルで、それら2つの原因を表す棒が選択されています。「汚れ」と「金属被覆」はすべてのセルで重要な原因になっています。管の洗浄後、「汚れ」は改善されていることがわかります。