一様計画法は、計画点の分布と理論上の一様分布とのディスクレパンシを最小化します。
メモ: この手法による計画は、未知の関数の積分を簡単かつ精確に推定する上で役立ちます。その積分値に対する推定値は、実験で観測された応答の平均として計算できます。
1. [実験計画(DOE)]>[特殊な目的]>[Space Filling計画]を選択します。
2. 必要に応じて応答を追加し、因子を追加します。
応答を参照してください。
3. 因子の範囲を、0から1までに変更します。
4. [続行]をクリックします。
5. 計画手法を指定するためのパネルで、標本サイズを指定します。この例では、「実験の回数」を8とします。
6. [一様]ボタンをクリックします。計画が作成され、実験および診断統計量が表示されます(図21.14)。
メモ: 一様計画では点の拡散が重視されないため、図21.14の最短距離はさまざまな値になっています。
図21.14 実験数8の一様計画の因子設定と診断統計量
7. [テーブルの作成]をクリックします。
一様計画では、各因子における水準の間隔は均一ではありません。しかし、実験数を増やすと、ほぼ均一になります。ほぼ均一になっているかどうかは、[分析]>[一変量の分布]プラットフォームのヒストグラムで確認できます。
図21.15 実験数を20に増やすと、ヒストグラムはほぼ均一になる