表で選択した列に含まれている値ごとに、別々のデータテーブル列にするには、[選択された列の分割]チェックボックスをオンにします。この例では、元の表における「項」列の各値が、結果のデータテーブルにおける各列になっています。たとえば、図11.5では、図11.4の「推定値」列の値が、データテーブルでは2つの列(「排気量」と「切片」)に分割されています。この2列は、「項」の列に含まれている2つの統計量です。
図11.5 結果を積み重ねていないデータテーブル
積み重ねていない形式の結果のデータテーブルには、次のような特徴があります。
• ブートストラップ標本ごとに、1つの行が作成されます。
• 分析で使用したデータテーブル列が含まれます。この例では、Xの「排気量」と、Yの「馬力」です。
• 元の表における各行が、結果のデータテーブルにおいて、別々の列になります。
• 「ブートストラップ」ウィンドウで乱数シード値を指定すると、結果のデータテーブルに、「乱数シード値」というテーブル変数とその値が表示されます。
• 結果を積み重ねていないテーブルには、「ソース」および「一変量の分布」というテーブルスクリプトがあります。「一変量の分布」というテーブルスクリプトを実行すると、このブートストラップ標本に基づく統計量(ブートストラップ信頼限界など)をすばやく得ることができます。
• 「BootID•」列は、ブートストラップ標本の識別IDです。「BootID•」が0の行には、元の推定値が含まれています。この行には、×印のマーカーと、「除外」の行属性が与えられます。積み重ねていない形式のデータテーブルでは、各ブートストラップ標本につき、1つの行が作成されます。
• データテーブル名の末尾は、「ブートストラップ結果(<列名>)」となっています(ここで、<列名>は、ブートストラップを実行した列名です)。