ここでは、米国50州における大学進学適性全国テスト(言語と数学)の得点をまとめたデータを使用します。セルプロットを使用して、テストの得点の違いを調べてみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「SAT.jmp」を開きます。
2. [グラフ]>[セルプロット]を選択します。
3. 全年度の「言語」の列をすべて選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
4. 全年度の「数学」の列をすべて選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
5. 「州」を選択し、[ラベル]をクリックします。
6. [OK]をクリックします。
レポートウィンドウが表示されます。
7. プロットの「2004言語」(左上のセル)を右クリックし、[昇順で並べ替え]を選択します。
これで、セルが2004年の言語の得点によって並べ替えられます。
図8.6 米国大学進学適性試験の得点のセルプロット
次のようなことがわかります。
• 2004年の言語の得点が最も低いのは「Hawaii」で、同年の言語の得点が最も高いのは「South Dakota」です。
• 「Hawaii」は、数学の得点と言語の得点が対照的です。「Hawaii」の数学の得点は平均的(グレー)ですが、言語の得点は低く(青色)なっています。「Hawaii」は、数学と言語の得点が著しく異なるという点で外れ値であると言えます。
• 「North Dakota」の数学と言語の得点には、大きな差がありません。「North Dakota」の数学と言語の得点は、総体的に高めです(赤色)。
カラーテーマについては、セルプロットの右クリックメニューを参照してください。