ブートストラップは、データから標本を何度も無作為抽出することにより、統計量の標本分布を近似する手法です。ブートストラップを使えば、統計量の標本分布における特徴(平均・バイアス・標準誤差・信頼区間など)を推測することができます。ブートストラップは、特に以下のような状況で役立ちます。
• 統計量の標本分布を理論的に導出するのが複雑であるか、不明である
• 推測を行うための仮定が満たされないため、パラメトリックな推測が行えない
メモ: [ブートストラップ]オプションは、通常の赤い三角ボタンのコマンドではなく、レポートの表を右クリック(コンテキストクリック)すると呼び出されるメニューに用意されています。
図11.1 傾きパラメータに対して、ブートストラップを実行した結果