公開日: 09/19/2023

カテゴリカルのスクリプト

「カテゴリカル」プラットフォームの自由回答オプションを使用すると、「テキストエクスプローラ」レポートが呼び出されます。「カテゴリカル」の自由回答オプションを呼び出すスクリプトは、「テキストエクスプローラ」プラットフォームを使用するように修正する必要があります。

上位カテゴリのスクリプト

データセットに順位(たとえば、5点段階評価など)が関係している場合に、上位2段階など、特定のグループに含まれる応答の割合を調べたいことがあります。そのようなグループ分けは、データテーブルの該当列に「上位カテゴリ」という列プロパティを定義することで行えますが、「カテゴリカル」にて「上位カテゴリ」スクリプトオプションを使っても定義できます。

次の例は、「Floss Delimited 2」という新しい列を作成し、「Before Sleep」および「Wake」という2つの値を含む上位カテゴリ(「睡眠前や睡眠後」)を追加します。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Consumer Preferences.jmp" );
dt << New Column( "デンタルフロス カンマ区切り 2",
	Character,
	Set Property(
		"上位カテゴリ",
		{Group( "睡眠前や睡眠後", {"Before Sleep,", "Wake,"} )}
	), ...);

データテーブルの左側にある「列」パネルを下方向にスクロールして、新しい「デンタルフロス カンマ区切り 2」列を表示します。列プロパティが設定されていることを示すここに画像を表示をクリックし、[上位カテゴリ]を選択します。2つの値を含む「睡眠前や睡眠後」上位カテゴリが表示されます。

「カテゴリカル」の起動コマンドでも上位カテゴリを指定できます。プロパティは、列名の後の括弧の中にリストします。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Consumer Preferences.jmp" );
dt << Categorical(
	Supercategories(
		:デンタルフロス カンマ区切り(
			{Group( "睡眠前や睡眠後", {"Before Sleep,", "Wake,"} )}
		)
	),
	Multiple Response( :デンタルフロス カンマ区切り )
);

「カテゴリカル」レポートを見ると、「睡眠前や睡眠後」カテゴリに203個のケースがあることがわかります。この上位カテゴリを作成せずに「カテゴリカル」プラットフォームを実行した場合は、「Before Sleep」と「Wake」が別々のカテゴリとなり、それぞれに143個と60個のケースが表示されます。

上位カテゴリの詳細については、『消費者調査』の上位カテゴリを参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).