同じ分析を頻繁に実行する場合は、そのスクリプトを作成してプロセスを自動化できます。そうすれば、誰でもそのスクリプトを実行することにより、毎回同じ結果を導き出すことができます。そのためにはまず、通常通りにJMPを使って分析を対話的に実行し、その後、分析を再現するためのスクリプトを保存します。そのスクリプトは、修正を加えることにより、さらにカスタマイズできます。
図10.1 プラットフォームのスクリプトを作成するための典型的なワークフロー
この章では、レポートのスクリプトではなく、プラットフォームのスクリプトについて説明しています。プラットフォームオブジェクトに対する参照とレポートオブジェクトに対する参照では、送ることができるJSLメッセージの種類が異なります。プラットフォームは、検定を実行したり、プロットを作成したりできます。レポートは、画像をコピーしたり、ディスプレイボックスを選択したり、アウトラインノードを閉じたりできます。レポートのスクリプトについては、JMPのレポートの構造を参照してください。
ヒント: さらにスクリプトに関する情報が必要な場合には、スクリプトの索引([ヘルプ]>[スクリプトの索引])および『スクリプト構文リファレンス』を参照してください。