[列の結合]オプションは、[テキストから列を作成]とは逆の処理を行います。複数の列を作成するのではなく、一連の列を、区切り文字でつないだ1つの文字列の列にします。
次の例は、指示変数の列を結合する手順です。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Consumer Preferences.jmp」を開きます。
2. 「起床後にデンタルフロス」、「食後にデンタルフロス」、「就寝前にデンタルフロス」の各列を選択します。
3. [列]>[ユーティリティ]>[列の結合]を選択します。
4. 列名に「フロスの結合」と入力し、デフォルトの区切り文字であるカンマをそのまま使います。
5. [選択されている列は指示変数]を選択し、[OK]をクリックします。
図4.36 結合したフロスの列
選択した列の名前をカンマでつないだものが、「フロスの結合」列の値となります。1の値を持つ列の名前だけが結合後の列の値に含まれます。
メモ: 作成された列では「値ラベル」列プロパティが使われています。作成された列では、データ値としては通し番号が設定されますが、値ラベルによりデラベルが表示されます。セル内でラベルをダブルクリックすると、元のデータ値(通し番号)が表示されます。値ラベルを使わないようにするには、列を結合するときに[値ラベルを使用しない]を選択します。