JSLスクリプトのコメントは、ユーザがコードに追加するメモで、JSLプロセッサ(構文解析プログラム)では無視されます。コメントは、その部分のスクリプトが何をしているかなどを説明するために追加します。また、スクリプトの一部を一時的に無効にする場合にも便利です。たとえば、エラーを生じさせている可能性があるコードの前後にコメント記号を挿入し、スクリプトを再実行します。
コメントにしたいコードの前後にコメント記号を入力します。次の例では、コードの途中で/* */に囲まれてコメントになっているところがあります。JMPは次の2つのスクリプトをまったく同じものとして扱います。
tax /*percentage*/ = .25;
tax = .25;
Table 5.2に、コメント記号の種類を示します。
記号 |
構文 |
説明 |
---|---|---|
// |
// comment |
コメントの開始を示す。行頭に置く必要はありません。この記号から行末までがすべてコメントとなります。 |
/* */ |
/* comment */ |
コメントの開始と終了を示す。行の途中にも挿入でき、コメントの前後のスクリプトには影響が及びません。 |
//! |
//! |
Add//!をスクリプトの最初の行に追加すると、JMPを開いたときにスクリプトが自動的に実行される。(スクリプトエディタは開かない。) |