「一元配置」プラットフォームで多重比較検定([各ペアのステップワイズ, Newman-Keuls検定]を除く)を行うと、一元配置プロットに比較円が表示されます。比較円は、グループ平均を視覚的に比較したものです。Figure 6.8は、[すべてのペア,TukeyのHSD検定]の比較円です。円の半径は、検定と有意水準によって決まります。比較円の統計的詳細を参照してください。
図6.8 グラフによるグループ平均の比較
グループ平均の各ペアを、比較円の交わりを見て比較することができます。外側の交角によってグループ平均が有意に異なるかどうかがわかります(Figure 6.9)。
• 平均が有意に異なる場合、比較円は交わらないか交わりが浅く、外側の交角が90度以下になります。
• 比較円が90度以上の交角で交わっているか入れ子になっている場合は、対応するグループの平均が有意には異ならないことを意味します。
• 円をクリックすると、対応するグループが強調表示されます。グレーの円は、強調表示されているグループと平均が優位に異なるグループです(Figure 6.10)。選択を解除するには、円の外側の白い領域をクリックします。
図6.9 交角と有意性
図6.10 比較円の選択