ほとんどのメッセージの場合は、ブール値を取るオプションの引数を省略すると、オプションはオンになります。たとえば、以下のメッセージはすべて、分散が等しいことを調べる検定を作成します。
oneObj << Unequal Variances;
oneObj << Unequal Variances( 1 );
oneObj << Unequal Variances( "true" );
oneObj << Unequal Variances( "yes" );
oneObj << Unequal Variances( "present" );
oneObj << Unequal Variances( "on" );
推奨されるのは最初の3つです。
メモ:
• 下位互換性のために、引用符で囲まれた引数 "present"、"absent"、"on"、"off"、"switch"、"flip"がサポートされています。
• JMPで使われているオプション名にカンマやスラッシュで区切られた複数の語が含まれている場合は([平均/ANOVA]や[T2乗, T2])、これらのオプション名名のうち任意の一語を使用できます。あるいは、引用符で囲んだ文字列の後にnを指定すればは、カンマやスラッシュを含めたオプション名をそのまま使用できます。たとえば、次のメッセージはいずれも「平均/ANOVA」(「Means/Anova」)のレポートを出力します。
oneObj << Means( 1 )
oneObj << ANOVA( 1 )
oneObj << "Means/Anova"n( 1 )
• JMPのメニューにオプションが表示される場合、それに対応するスクリプトのメッセージは、そのオプションだけです(親メニューは含めない)。たとえば、一元配置分析の赤い三角ボタンをクリックして表示される[ノンパラメトリック]メニューには、[Wilcoxon検定]などの複数のオプションがあります。この場合、スクリプトでは単に[Wilcoxon検定](Wilcoxon Test)をオプションやメッセージとして使用します。
oneObj = Oneway( Y( :"身長(インチ)"n ), X( 年齢 ), Wilcoxon Test( 1 ));
oneObj << Wilcoxon Test( 1 );
• JMPのメニューに含まれているのが、オプションではなく数値の場合は、親メニューを指定した後、その数値を引数として指定します。たとえば、一元配置分析の赤い三角ボタンをクリックして表示される[α水準の設定](Set Alpha Level)メニューでは、[0.10]、[0.05]、[0.01]、[その他]のいずれかを選択できます。スクリプトで0.01を指定するには、次のような行を追加します。
oneObj << SetAlphaLevel(0.01);