「分割表」プラットフォームの対応分析は、度数表の中から度数のパターンが似ている行や列を見つけるための手法です。対応分析のグラフでは、各行と各列につき1つの点がプロットされます。水準数が多く、モザイク図から有用な情報を引き出すのが難しい場合は、対応分析が役立ちます。対応分析の例を参照してください。
「対応分析」のグラフには、行と列のプロファイルが含まれます。行ごとの割合、つまり、行内にある度数をその行の合計度数で割ったものを、行プロファイルと言います。2つの行の行プロファイルが似ているとき、対応分析のグラフにおいて、それらの行を表す点は互いに近い位置にあります。プロットにおける2点間の平方距離は、「カイ2乗距離」という2行の等質性を示す検定統計量を近似したものです。
列プロファイルも、行プロファイルと同じように定義され、同じように解釈できます。行の点と列の点の距離には意味がありませんが、原点からの方向には意味があり、その関係を見ることでプロットを解釈できます。
「対応分析」の赤い三角ボタンのオプションを使用して、「分割表」レポートに三次元散布図を追加したり、データテーブルに列プロパティを追加したりすることができます。
三次元対応分析
対応分析の3次元プロットの表示/非表示を切り替えます。
値の表示順序を保存
データテーブル内のX変数とY変数の列に、対応分析の第1次元目の順序を保存します。対応分析における第1次元目の座標の大きさで水準を並べたときの順序を、「値の順序」列プロパティに保存します。
「分割表」プラットフォームの「詳細」レポートは、対応分析の統計情報をまとめたもので、プロットに使われている値をリストしています。
特異値
標準化した分割表を特異値分解したときの特異値。対応分析の統計的詳細を参照してください。
慣性
特異値を2乗した値。各次元でデータの変動がどれぐらい説明されるかを示します。
割合
全次元の慣性に対する、各次元の慣性が占める割合。
累積
慣性の累積割合。
ヒント: 最初の2次元によって全体の慣性のほとんどが捉えられているときは、2次元だけの対応分析プロットによって、分割表のばらつきが十分に表されていることを意味しています。
X変数 c1、c2、c3
対応分析プロットで使われている座標。
Y変数 c1、c2、c3
対応分析プロットで使われている座標。