「分析表」プラットフォームを使い、チーズの試食試験の結果に対して対応分析を行います。試食試験では、4種類のチーズ添加物を9段階で評価し、その度数を記録しました。対応分析は、変数間に関連があることが確認されているとき、その関連がどのようなものであるかをグラフで表します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Cheese.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「評価」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
「評価」は、1(最下位)から9(第1位)までを範囲としています。
4. 「チーズ」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
「A」・「B」・「C」・「D」はチーズの4つの添加物を表します。
5. 「度数」を選択し、[度数]をクリックします。
6. [OK]をクリックします。
図7.8 チーズデータのモザイク図
モザイク図を見ると、チーズの種類によって評価順位が異なることがわかります。特にチーズBは、一貫して他のチーズより評価が低くなっています。このような状況での次の分析としては、対応分析が考えられます。
7. 対応分析のプロットを表示するには、「分割表に対する分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[対応分析]を選択します。
図7.9 対応分析プロットの例
Figure 7.9は、対応分析をグラフ化したもので、第1軸には「c1」、第2軸には「c2」という名前が付いています。次の点に注意してください。
• c1軸は、全体的な満足度を表しているようです。c1軸の上部に1(最低の評価)、下部に9(最高の評価)という評価が分布しています。
• チーズDは、評価が8と9である割合が、他のチーズよりも高くなっています。
• チーズBは、評価が1~3である割合が、他のチーズよりも高くなっています。
• チーズCとAは、4~7という中間的な評価の割合が、他のチーズよりも高くなっています。