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公開日: 09/19/2023

モデルライブラリを使用した列の作成

「非線形回帰」プラットフォームのモデルライブラリを使用して、パラメータや初期値を伴った計算式列を作成できます。「非線形回帰」起動ウィンドウの[モデルライブラリ]ボタンをクリックすると、ライブラリが開きます。リストでモデルを選択すると、その計算式が「計算式」ボックスに表示されます。

図15.8 「非線形モデルライブラリ」ダイアログボックス 

「非線形モデルライブラリ」ダイアログボックス

[グラフの表示]をクリックすると、モデルに説明変数が1つしかない場合は2次元上に曲線を、2つある場合は3次元上に曲面プロットを表示します。説明変数(X)が3つ以上あるモデルでは、グラフが作成されません。グラフウィンドウでは、スライダを使うか値を入力することによって、パラメータの初期値を変更できます。

図15.9 モデルライブラリのグラフ例 

モデルライブラリのグラフ例

[リセット]ボタンを押すと、パラメータの初期値がデフォルトの値に戻ります。

プロットに実際のデータ点を表示するには、[点の表示]をクリックします。Figure 15.10のようなウィンドウが開いたら、任意の列に[X]と[Y]の役割を割り当て、必要に応じてオプションの[グループ]変数を指定します。[グループ]に列を指定すると、カテゴリカル変数の水準ごとにモデルをあてはめることができます。このウィンドウで[グループ]の列を指定した場合は、プラットフォームの起動ウィンドウでも[グループ化]の列を指定してください。

図15.10 役割の選択 

役割の選択

用意されているほとんどのモデルにおいて、あらかじめ決められた定数が初期値に使われます。データ点を表示することにより、モデルがどれほどデータにあてはまるかを確認しながら、パラメータ値を調整することができます。「US population.jmp」の例で点を表示すると、Figure 15.11のようになります。

図15.11 点の表示 

点の表示

[点の表示]をクリックした後で[計算式の作成]をクリックすると、モデルライブラリで選択したモデルに基づいた名前の新しいデータテーブル列が作成されます。列には計算式が含まれ、そのパラメータ値は最後に設定した初期値になっています。

メモ: [グラフの表示]ボタンまたは[点の表示]ボタンをクリックする前に[計算式の作成]をクリックした場合は、XYの役割と、オプションとしてグループ変数を指定するよう求められます(Figure 15.10)。変数を指定するとプロットに戻り、必要に応じてパラメータの初期値を調整できます。そこで再び[計算式の作成]をクリックすると、新しい列が作成されます。

データテーブル内に計算式が作成されたら、「非線形回帰」起動ダイアログボックスで計算式の列を[X, 予測式列]に指定し、分析を続けます。

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