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公開日: 09/19/2023

サブセットの作成

アクティブなJMPデータテーブルから、すべての行と列、強調表示された行と列、または無作為に選択された行を抽出し、新しいJMPデータテーブルを作成できます。

サブセットを作成するには

1. [テーブル]>[サブセット]を選択します。

図6.2 「サブセット」ウィンドウ 

「サブセット」ウィンドウ

2. サブセットに含める対象を指定します。次のオプションを適宜組み合わせて選択してください。

列の値ごとにサブセット(選択した列内の水準)

行([すべての行]、[選択した行]、[ランダム])

列([すべての列]または[選択されている列])

Figure 6.2では、「性別」列がサブセットを作成する対象となります。

3. 追加のオプションを使用して、サブセットテーブルをさらにカスタマイズします。

4. [OK]をクリックして、サブセットテーブルを作成します。

サブセットのオプション

列の値ごとにサブセット

列の水準ごとにサブセットを作成します。[列の値ごとにサブセット]を選択し、サブセットの分類基準とする列を選択します。

新しいデータテーブルが多数作成される場合があります。表示される新しいデータテーブルウィンドウの数は、サブセットのウィンドウで指定した列の水準の数と同じです。

すべての行

アクティブなテーブルのすべての行を含むサブセットテーブルを作成します。

選択した行

アクティブなテーブルで選択されている行だけを含むサブセットテーブルを作成します。デフォルトでオンになっています。

ランダム - 標本抽出率

アクティブなデータテーブルから、指定された抽出率で無作為にデータを抽出し、サブセットテーブルを作成します。テキストボックスには標本抽出率を入力します。たとえば、データの50%を無作為に抽出して新しいテーブルを作成する場合は、0.5と入力します。

ランダム - 標本サイズ

アクティブなデータテーブルから、指定された数の標本を無作為に抽出し、サブセットテーブルを作成します。テキストボックスには標本サイズを入力します。たとえば、16行を無作為に抽出して新しいテーブルを作成するには、16と入力します。

抽出率100%で無作為抽出を行った場合、その結果はデータテーブルの行をランダムに並び替えたものとなります。「層化」列を指定した場合、結果は各グループ内で各行をランダムに並び替えたものとなります。層化サブセットを参照してください。

すべての列

アクティブなテーブルのすべての列を含むサブセットテーブルを作成します。デフォルトでオンになっています。

選択されている列

アクティブなテーブルで選択されている列だけを含むサブセットテーブルを作成します。

「列の値ごとにサブセット」で指定した列を保持

サブセットの基準とした列を出力データテーブルで維持します。

出力テーブル名

サブセットテーブルの名前を指定します。

元のデータテーブルとリンク

サブセットテーブルを元のテーブルにリンクします。いずれか一方のテーブルの値を変更すると、もう一方のテーブルの値も更新されます。

計算式のコピー

元のテーブルの計算式を出力列に含めます。計算式の計算に必要な列がすべて含まれます。デフォルトでオンになっています。

自動評価しない

新しいテーブルが作成されるときに、計算式が自動的に評価されないようにします。デフォルトでオンになっています。

現オプションをデフォルトとして保存

現在の設定を保存します。

メモ: [現オプションをデフォルトとして保存]で保存されるのは、[選択した行]、[選択されている列]、[元のデータテーブルとリンク]、[計算式のコピー]、および[自動評価しない]の設定のみです。

ダイアログを開いたままにする

[OK]をクリックした後も「サブセット」ウィンドウを開いたままにします。

スクリプトを元のテーブルに保存

同じ設定を使用してデータのサブセットを再び作成できるように、スクリプトを元のテーブルに保存します。

自動更新

テーブルのプレビューを自動的に更新します。プレビューの表示に時間がかかりすぎる場合は、このオプションの選択を解除し、更新したいときに[更新]ボタンここに画像を表示をクリックしてください。デフォルトでオンになっています。

ランダムなサブセットでプレビュー

テーブルのサイズが非常に大きく、プレビューペインが更新されるときに遅延が発生する可能性がある場合は、このオプションを選択します。このオプションはデフォルトでオフになっています。

層化サブセット

JMPの「サブセット」ウィンドウでは、標本サイズと併せて、層化の列を指定した場合、指定された標本サイズは、サブセット全体ではなく層ごとの標本サイズを意味します。

図6.3 層化サブセット 

層化サブセット

ランダム抽出で標本サイズまたは標本抽出率を指定し、[層化]オプションを選択した場合は、[選択確率を保存]と[標本抽出の重みを保存]という2つのオプションが表示されます。作成するテーブルにこれらの列を保存する場合は、対応するチェックボックスをオンにします。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).