「非線形回帰」プラットフォームのモデルライブラリは、JMPのインストールフォルダ(Windows)またはアプリケーションパッケージ(macOS)内の「Resources/Builtins」フォルダにある、「NonlinLib.jsl」というビルトインスクリプトによって作成されます。このスクリプトを変更すると、非線形回帰モデルライブラリをカスタマイズできます。
メモ: ファイルを直接編集できない場合があります。その場合は、スクリプトを開いて必要な編集を行い、コンピュータ内の別の場所に保存します。同じファイル名を使用してください。その後、「Resources/Builtins」フォルダにある古い「NonlinLib.jsl」スクリプトを削除し、新しい「NonlinLib.jsl」ファイルを「Resources/Builtins」フォルダに移動します。
モデルを追加するには、Listofmodellist#というリストに3つの行を加える必要があります。この3つの行は次のような情報であり、これらをリスト内に指定します。
• モデル名(引用符で囲んだ文字列)
• モデルの計算式(式)
• モデルのスケール(範囲)
たとえば、次の式で表される「単純な指数成長モデル」というモデルを追加するとしましょう。
この場合、「NonlinLib.jsl」スクリプトのListofmodellist#リストに以下の行を挿入します。
{//単純な指数成長モデル
"単純な指数成長モデル",
Expr(Parameter({b1=2, k=0.5}, b1*exp(k * :X))),
lowx = -1; highx = 2; lowy = 0; highy = 2},
以下の点に注意してください。
• 第1行は、リストの開始を意味する開き括弧とコメント(オプション)から成ります。第2行に入力した文字列がモデル名としてモデルライブラリウィンドウに表示されます。
• lowx、highx、logy、およびhighyは、表示されるグラフの範囲を表します。
• 上記の例では最後にカンマがついていますが、Listofmodellist#リストの最後のエントリになる場合には、カンマは必要ありません。
• 説明変数が3つ以上あるモデルでは、最後の行(グラフの範囲を指定する行)に"Not Available"という文字列を引用符で囲んで入力します。
モデルライブラリにあるモデルを削除するには、Listofmodellist#リストから該当する行を削除します。