公開日: 09/19/2023

あやめの測定値を検討する

ここでは、Fisherのあやめのデータ(Mardia、Kent、Bibby 1979)を使います。このデータには、3種類のあやめの測定値が含まれています。あやめの種類を区別できる特徴が何かを調べるため、これらの測定値を分析してみます。

3つの種類を1つのパラレルプロットで調べる

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Iris.jmp」を開きます。

2. [グラフ]>[パラレルプロット]を選択します。

3. 「がくの長さ」「がくの幅」「花弁の長さ」「花弁の幅」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。

4. 「スケールの統一」チェックボックスをオンにします。

5. [OK]をクリックします。

レポートウィンドウが表示されます。

図7.10 3つの種類をまとめたパラレルプロット 

3つの種類をまとめたパラレルプロット

この図では、3種類のあやめが1つのプロットに表示され、種類別に色が割り当てられています。

「virginica」は青色

「versicolor」は緑色

「setosa」は赤色

このパラレルプロットから次のことがわかります。

がくの幅は、「setosa」の値が「virginica」や「versicolor」より大きい

花弁の幅は、「setosa」の値が「virginica」や「versicolor」より小さい

3つの種類を個別のパラレルプロットで調べる

1. 「Iris.jmp」データテーブルから、[グラフ]>[パラレルプロット]を選択します。

2. 「がくの長さ」「がくの幅」「花弁の長さ」「花弁の幅」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。

3. 「種類」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。

4. [OK]をクリックします。

レポートウィンドウが表示されます。

図7.11 種類別のパラレルプロット 

種類別のパラレルプロット

それぞれの種類が個別のパラレルプロットに表示されています。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).