ここでは、Fisherのあやめのデータ(Mardia、Kent、Bibby 1979)を使います。このデータには、3種類のあやめの測定値が含まれています。あやめの種類を区別できる特徴が何かを調べるため、これらの測定値を分析してみます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Iris.jmp」を開きます。
2. [グラフ]>[パラレルプロット]を選択します。
3. 「がくの長さ」、「がくの幅」、「花弁の長さ」、「花弁の幅」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
4. 「スケールの統一」チェックボックスをオンにします。
5. [OK]をクリックします。
レポートウィンドウが表示されます。
図7.10 3つの種類をまとめたパラレルプロット
この図では、3種類のあやめが1つのプロットに表示され、種類別に色が割り当てられています。
• 「virginica」は青色
• 「versicolor」は緑色
• 「setosa」は赤色
このパラレルプロットから次のことがわかります。
• がくの幅は、「setosa」の値が「virginica」や「versicolor」より大きい
• 花弁の幅は、「setosa」の値が「virginica」や「versicolor」より小さい
1. 「Iris.jmp」データテーブルから、[グラフ]>[パラレルプロット]を選択します。
2. 「がくの長さ」、「がくの幅」、「花弁の長さ」、「花弁の幅」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
3. 「種類」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
レポートウィンドウが表示されます。
図7.11 種類別のパラレルプロット
それぞれの種類が個別のパラレルプロットに表示されています。