この例では、「一元配置」プラットフォームにおける「平均の比較」に関する4種類の検定を比べてみます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Big Class.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「体重(ポンド)」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「年齢」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「一元配置分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[平均の比較]のオプションをすべて選択します。この例での[コントロール群との比較,Dunnett]オプションでは、コントロール群として17歳を選択してください。
4種類の検定はどれもグループ平均の差を検定するものです。しかし、同じ仮説に対する検定で、結果が異なることがあります。
図6.21 4つの多重比較検定の比較円
Figure 6.21では、「年齢」が17歳のグループが強調表示されています。その他の円には、17歳のグループとの関係に基づいて色が付けられています。Studentのt検定とHsu検定では、「年齢」が15歳のグループ(上から3番目の円)が、グレーで表示されています。これは、このグループが17歳のグループと有意に異なることを示しています。一方、Tukey検定とDunnett検定では、15歳と17歳は赤で表示されています。これは、これらのグループ間に有意差が認められないことを示しています。