1元層別パレート図の例

この例では、拡散炉の管を洗浄する前と後に生産されたコンデンサーの標本の不適合を比較しています。

1. ［ヘルプ］>［サンプルデータフォルダ］を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Failure2.jmp」を開きます。

2. ［分析］>［品質と工程］>［パレート図］を選択します。

3. 「原因」を選択して、［Y, 原因］をクリックします。

4. 「洗浄」を選択し、［X, グループ変数］をクリックします。

洗浄は、洗浄前か洗浄後かを示している変数です。

5. 「度数」を選択し、［度数］をクリックします。

6. ［OK］をクリックします。

図15.13 1元層別パレート図 

clean変数の値ごとにプロットが作成されます。どちらの図も、縦軸と横軸のスケールは同じです。左側の図の棒はY軸の値が降順になるように並べられ、それと同じ順序で右側の図でも棒が並べられています。

7. 「プロット」の赤い三角ボタンをクリックし、［列の並べ替え］を選択します。

8. 下矢印を1回クリックしてから、［OK］をクリックします。

これにより、図の順番が並べ替えられます。

図15.14 セルの順序を変更した1元層別パレート図 

図がFigure 15.14のように「前」と「後」という自然な順序で並んでいた方が（同時に「原因」もそれに合わせて並べられた方が）、解釈はより簡単になります。原因は、左側の図における度数の降順で並べられる点に注意してください。2つの図を比較すると、洗浄後に「酸化物不良」が減少していることがわかります。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).