公開日: 09/19/2023

Plackett-Burman計画の分析例

「2水準スクリーニングのあてはめ」プラットフォームを使って、7因子のPlackett-Burman計画を分析します。

Plackett-Burman計画は、一部実施要因計画の代わりとなる計画です。2水準の一部実施要因計画では、その性質上、実験回数を2のべき乗にしなければなりません。しかし、Plackett-Burman計画には、実験回数が12, 24, 28のものがあります。

実験回数12のPlackett-Burman計画を使って調べています。応答は、100×log(寿命)の値です。(サンプルデータには、誤差に使用されている4つの項も含まれますが、この分析では使用しません。)

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Weld-Repaired Castings.jmp」を開きます。

2. [実験計画(DOE)]>[古典的な計画]>[2水準スクリーニング]>[2水準スクリーニングのあてはめ]を選択します。

起動ウィンドウは、列プロパティに従って自動的に入力された状態で開きます。「寿命Log (×100)」が応答[Y]に設定されています。

「元の構造」「ビードのサイズ」「圧力処理」「熱処理」・「冷却速度」「研磨」「最終処理」の7つの因子が[X]として指定されています。

3. [X]のウィンドウを下へスクロールします。「e1」・「e2」・「e3」・「e4」を選択し、[削除]をクリックします。

4. [OK]をクリックします。

図11.6 「Weld-Repaired Castings.jmp」の「スクリーニング」レポート 

「Weld-Repaired Castings.jmp」の「スクリーニング」レポート

有意と特定された効果は、「研磨」のみです。アスタリスクがついた項、つまり前の効果に対して直交していない項が4つありますが、対比の値は、直交化を行ってから計算されています。そのため、ここでの推定値は、対応する回帰分析で得られる推定値とは一致しません。[モデルの実行]ボタンをクリックすると、1因子のモデルがあてはめられます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).