「2水準スクリーニングのあてはめ」プラットフォームを使って、7因子のPlackett-Burman計画を分析します。
Plackett-Burman計画は、一部実施要因計画の代わりとなる計画です。2水準の一部実施要因計画では、その性質上、実験回数を2のべき乗にしなければなりません。しかし、Plackett-Burman計画には、実験回数が12, 24, 28のものがあります。
実験回数12のPlackett-Burman計画を使って調べています。応答は、100×log(寿命)の値です。(サンプルデータには、誤差に使用されている4つの項も含まれますが、この分析では使用しません。)
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Weld-Repaired Castings.jmp」を開きます。
2. [実験計画(DOE)]>[古典的な計画]>[2水準スクリーニング]>[2水準スクリーニングのあてはめ]を選択します。
起動ウィンドウは、列プロパティに従って自動的に入力された状態で開きます。「寿命Log (×100)」が応答[Y]に設定されています。
「元の構造」・「ビードのサイズ」・「圧力処理」・「熱処理」・「冷却速度」、「研磨」・「最終処理」の7つの因子が[X]として指定されています。
3. [X]のウィンドウを下へスクロールします。「e1」・「e2」・「e3」・「e4」を選択し、[削除]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
図11.6 「Weld-Repaired Castings.jmp」の「スクリーニング」レポート
有意と特定された効果は、「研磨」のみです。アスタリスクがついた項、つまり前の効果に対して直交していない項が4つありますが、対比の値は、直交化を行ってから計算されています。そのため、ここでの推定値は、対応する回帰分析で得られる推定値とは一致しません。[モデルの実行]ボタンをクリックすると、1因子のモデルがあてはめられます。