この例では、管理図ビルダーの対話型ワークスペースを使用して、ファンの製造工程からデータを探索するためのT管理図を作成します。第1列は焼損したファンを示し、第2列は焼損から次の焼損までに経過した時間数を示します。
T管理図は、最後のイベントが発生してから経過した時間を表す管理図です。まれなイベントの管理図を参照してください。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Fan Burnout.jmp」を開きます。
2. [分析]>[品質と工程]>[管理図ビルダー]を選択します。
3. 「焼損の間隔(時間)」を「Y」ゾーンにドラッグします。
4. 「焼損」を「サブグループ」ゾーンにドラッグします。
図3.32 「焼損」の「個々の測定値&移動範囲」管理図
5. [計量値のShewhart管理図]をクリックし、 ドロップダウンリストから[まれなイベント]を選択します。
6. 「限界」で、「σ」を[負の二項]から[Weibull]に変更します。
図3.33 「焼損の間隔(時間)」のT管理図
T管理図では、すべての点が管理限界の内側に収まっています。この分析に関しては、「個々の測定値&移動範囲」管理図は管理限界の範囲が狭すぎ、適切ではなかったということがわかります。